日本生命 統合報告書 2022 menu

国内保険事業 個人保険

環境認識・基本戦略

少子・高齢化の加速、超低金利環境の継続、デジタル化の急速な進展に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大等に伴い、お客様・社会のニーズは一層多様化し、社会保障制度を補完する生命保険会社の役割は、ますます重要になると考えています。

今後も、全国のご契約者に長期にわたり適切なタイミングでアフターフォローをご提供すべく、全国約5万名の営業職員一人ひとりの成長を通じた、フェイス・トゥ・フェイスによるコンサルティング力の向上を図ります。また、直接お会いできないお客様に対しても商品・サービスを提供できるよう、デジタルを活用した非対面での活動を推進してまいります。

また、多様なニーズやリスクに対応すべく、大樹生命、ニッセイ・ウェルス生命、はなさく生命、ニッセイプラス少額短期保険を含めた、グループ各社からの幅広い商品ラインアップのご提供に努めてまいります。加えて、来店型店舗のニッセイ・ライフプラザ、税理士・保険ショップ等の代理店チャネル、金融機関における窓口販売等の金融機関チャネルを展開し、お客様の利便性向上に取り組みます。

これらの取り組みにより、全てのお客様に安心をお届けすることで、お客様・社会から一層の信頼をいただき、マーケットシェア拡大を目指します。

環境認識・基本戦略

振り返り

2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言による営業活動自粛等の影響もあり、新契約年換算保険料、保有年換算保険料、新契約件数は落ち込みました。こうした環境下において、お客様意識の変化に対応すべく、これまでの対面活動に加え、メールやLINE WORKS、画面共有システム等のデジタルを組み合わせた販売活動に取り組んでまいりました。

その結果、2021年度は、対面とデジタルを融合した活動を通じて、徐々に営業活動やお客様との接点は回復してきており、営業職員チャネル、代理店チャネルにおいては、新契約年換算保険料、保有年換算保険料ともに2020年度を上回り、コロナ禍前水準に回復しつつあります。

振り返り
振り返り

重点取組

1,000万名を超えるお客様へきめ細かなサービスをご提供するために、当社販売チャネルの中核である営業職員のサービスレベルの維持・向上に向け、一人ひとりを大切に育てる新育成体制を導入し、知識・活動面での一層のレベルアップに取り組んでいます。

活動面においては、対面・非対面等、さまざまなお客様ニーズに対応できる体制を構築することが重要だと考えており、営業用スマートフォン「N-phone」を全営業職員に配備し、LINE WORKS、Zoomといったデジタルツールを導入することで、対面とデジタルを融合した活動を進めています。

手続き面においても、オンライン面談で契約手続き等を行うことができる「画面共有システム」を2021年2月に導入するなど、各種デジタルインフラを整備することで、非対面によるお客様とのコンタクトラインの確保に努めてまいりました。

また、お客様と非対面でコミュニケーションをとるためのLINE情報や連絡可能なメールアドレスを、800万を超えるお客様からいただいています。営業職員はこうしたデジタル情報を活用し、キャンペーンのご案内や時節に応じた情報の提供など、お客様との日々のコミュニケーションを図っています。今後もより一層、お客様のニーズに応じ対面とデジタルを効果的に組み合わせることができるよう、営業職員によるデジタル活用の定着を図り、多くのお客様へのフォロー・サービス提供を目指してまいります。

* 2021年2月の導入以降の利用者数20万名超
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