ANNUAL REPORT 2019 menu

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環境認識・基本戦略

世界的な超低金利環境の継続や、マーケット環境の不確実性の高まり等、資産運用を巡る環境は厳しさを増しており、今後も継続の様相を呈しています。

その中で、当社は、生命保険というご契約者との長いお約束を守り、より多くの配当を長期・安定的にお支払いすることを使命として、資産運用に取組んでいます。

具体的には、ご契約者にお約束した利回りの安定的な確保のため、円金利資産である公社債等の運用を軸に、厳格なリスク管理と経営の健全性確保を前提に外国証券等のリスク性資産にも投資しています。また、分散型ポートフォリオの構築や、中長期的な相場循環を捉えた売買を通じて収益力の向上に努めています。

なお、投資にあたっては、安全性・収益性・流動性に加え、公共性を勘案しています。

主な取組

厳しい環境下でも運用収益を確保し、ご契約者への保障責任を全うするため、当社は、①長期安定的な運用収益の確保、②リスク対応力の強化、③強固な運用基盤の構築、に注力しています。

①「長期安定的な運用収益の確保」に向けては、プロジェクトファイナンスや実物資産(リアルアセット)等の「成長・新規領域」への投融資を強化しています。またSDGsの目標達成に資産運用の面からも貢献すべく、収益性を確保したうえで、「ESG投融資」も推進しています。

②「リスク対応力の強化」については、マーケット変動にも機敏に対応できるよう、潜在的なリスク懸念事象を洗い出し、必要な対応策を検討・実施するフォワードルッキングなリスク管理に取組んでいます。

③「強固な運用基盤の構築」に関しては、アセットマネジメント会社をはじめグループ各社が専門性をいかし、効率的で高度な運用を実現するグループ一体の運用体制の確立や、スチュワードシップ活動等の機関投資家としての社会的責任を果たすことで、強固な運用基盤の構築に努めています。

環境認識
運用戦略のポイント
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