赤ちゃん連れのお出かけのポイント。持ち物や慣らし方は?

子育て

2024.09.17

長期休暇や連休を利用して、赤ちゃんと初めての遠出に挑戦したいというママやパパもいるのでは?まずは移動中や出先で困らないよう、大切なポイントをおさえておきましょう。赤ちゃんとのお出かけを安心安全に過ごすための準備が大切です。

※調査の概要:2024年6月に実施。育児誌『Baby-mo』公式インスタグラムでのアンケート、およびBaby-mo編集部による対面調査。

お出かけに慣れないうちは、「ご近所散策」からスタート

まだお出かけに慣れないうちに、いきなり遠くへ行くのは失敗のもと。まずは近所の公園やちょっとした買い物など、ご近所散策から始めましょう。

「どういうアイテムが必要か」「何を調べておけばいいか」といったことのほか、「ベビーカーは10分が限界」「かたいおむつ替え台をイヤがる」など、赤ちゃんの性格を知ることもできるのでおすすめです。

近場に慣れてきたら出先での滞在時間を延ばしたり、電車やバス、車移動に挑戦しましょう。距離を徐々に延ばすことで大きな失敗を防げ、ママやパパも安心して出かけられるようになります。

お出かけ前にチェック!3つのポイント

1赤ちゃんの生活リズムをくずさない

お出かけは赤ちゃんの負担にならないことが大事です。授乳やおむつ替え、お昼寝のタイミングが大きくずれないように、お世話する場所も含めて予定を立てましょう。長時間のお出かけは避け、夕食時間までには帰宅するのが理想的です。

ただし、すべてが「赤ちゃんのため」では、お出かけがママやパパのストレスになることも。赤ちゃんの日常を保ちつつ、大人も楽しむことを忘れないで。

2移動中&目的地の下調べをしっかりする

電車や車で移動するときは、混雑する時間帯や、赤ちゃんがグズったときに立ち寄れるお世話スポットなどを事前にチェックしましょう。目的地の赤ちゃんサービスはホームページでチェックしたり、直接問い合わせて確認しておくと安心です。

ネットの口コミも参考になります。予約が可能なら、レストランも予約。赤ちゃんがいることも伝えておけば、より安心です。

3持ち物は書き出して必要なものをチェック!

持ち物の基本はおむつ替えセット、着替え、授乳&ミルクセットの3種。さらに、昼食をはさむなら離乳食セットを追加するなど、行き先や目的によって荷物を調整しましょう。

赤ちゃんは汗っかきなので、着替えは多めに用意すると安心です。肌トラブル防止のためにも、汗をかいたらこまめに着替えさせてあげましょう。

また、遠出の場合は、万一に備えて母子健康手帳や健康保険証などを常に携帯してください。

ペアレンツバッグは大きいので、つい荷物を詰め込みがち。定期的に中身をチェックし、必要ないものは出しておきましょう。

赤ちゃんの月齢別・持っていってよかったもの

ねんね期(0~6カ月頃)

  1. 1位おしゃぶり
  2. 2位着替え
  3. 3位抱っこひも・スリング

1位は「外でグズってもこれがあると落ち着く」とグズり対策に持参する人が多数。2位3位は「おむつ漏れで洋服を汚したことがあるから」、「泣きやませには抱っこひもが一番効く」などの理由が。

おすわり期(7~11カ月頃)

  1. 1位おやつ
  2. 2位おもちゃ
  3. 3位抱っこひも・スリング

離乳食に慣れてきたこの時期は「おもちゃよりもゴキゲンがよくなるから」という理由でおやつが1位に。2位は「お気に入りのボールのおもちゃ」や「音が鳴らない布製の絵本」を持参するという声も。

たっち・あんよ期(1歳頃~)

  1. 1位おやつ
  2. 2位着替え
  3. 3位抱っこひも・スリング

1位のおやつは「ミニサイズのおにぎりやフルーツを常備」する人も。2位は「元気に走り回るので着替えは必須」の声多数。「泣いたら結局は抱っこ」なので、抱っこひもはマストのようです。

先輩ママ&パパに聞いた!はじめての遠出「成功&失敗エピソード」

きちんと準備をしたつもりでも、はじめての赤ちゃんとの遠出はアクシデントがつきもの。先輩ママ&パパたちの失敗&成功談を参考にシミュレーションしておきましょう。

着替えを忘れて、トイレであわや大惨事!(Kちゃん・1歳2カ月)

行き先:川崎→名古屋
移動手段&時間:新幹線で約2.5時間

義妹に会うため、はじめて新幹線で移動。途中、おむつ替えでトイレに行ったのですが、すでに漏れていて洋服が着られない状態に。そんな時に限っておむつポーチも着替えも、スマホも持たず来てしまい大ピンチ!自分の服を1枚脱いで娘を包み、どうにかしのぎました…

新幹線デビューはコレで乗り切りました!(Tくん・10カ月)

行先:東京→仙台
移動手段&時間:新幹線で約2.5時間

息子の新幹線デビューは、仙台観光のため。離乳食用に使い捨てタイプのお弁当箱&使い捨てエプロンを用意して、かさばるお世話グッズを軽減。授乳できるフリースペースに近い座席を予約したので、息子も私もストレスも少なく過ごせました。

カー用品をしっかり準備してから出発!(Kくん・4カ月)

行先:東京→熱海
移動手段&時間:車で約2.5時間

ドライブ中も快適に過ごせるように後部座席用のサンシェードや、つるすタイプのおもちゃを準備。基本的にはパパが運転係で、私が息子の横に座るようにしたのでなにかグズったときはすぐに対応しました。宿泊した熱海の温泉宿はベビーグッズが充実していて大満足。

ベビーカーOKか確認すればよかった…!(Kくん・1歳2カ月)

行先:成田→日光
移動手段&時間:電車で約3.5時間

家族旅行で日光観光へ。ベビーカーでまわるつもりが、日光東照宮をはじめ、ベビーカーでは中に入れないところばかりでピンチ!抱っこひもを用意していなかったので、パパと交代しながら抱っこで移動。傾斜や階段が多く、最後のほうはクタクタに。次回からはチェックします…。

赤ちゃん連れのお出かけは、「計画」と「準備」が重要です

赤ちゃんと一緒にお出かけするときは、事前に必要な持ち物をしっかりと確認し、赤ちゃんのペースに合わせたスケジュールを心がけることで、ストレスの少ない楽しい時間を過ごすことができます。安全で快適なお出かけを楽しんでくださいね。

監修者プロフィール

わたなべ医院東松戸 新生児科

渡辺とよ子先生

都立墨東病院周産期センター新生児科(NICU周産期新生児専門医指導医)部長、内科系副院長を歴任。わたなべ医院院長を経て、2021年より現職。豊富な経験に基づいた、あたたかで的確なアドバイスが好評。『はじめてママ&パパの 0~6才 男の子の育て方』『ココだけおさえればOK!育児』(ともに主婦の友社)など、監修に携わった育児書多数。

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