座談会メンバー
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品川貴都
支払サ-ビス部 査定医長
2013年入社 -
谷本奈美
大阪診査センタ- 診査医長・支社医長
2021年入社 -
伊藤杏奈
東京診査センタ- 診査医長・支社医長
2021年入社 -
野村侑輝
健康経営推進部 健康管理医長
2022年入社 -
里見奈緒
東京診査センタ- 診査医長・支社医長
2023年入社
名前・経歴等 ※2024.8月時点
入社のきっかけ、医師として医務職員を選択したのは

入社前は放射線科医として放射線治療を行っていました。元々社会学や経済にも興味があり、日本全体といったら広すぎるかもしれませんが、一部の限られた方ではなく広範囲に影響を及ぼせるような仕事をしたいと考えていました。生命保険会社で医師が働けるということを知り、大手なら研修等の体制も整ってるんではないかと。

私は元々金融業界、会社員に憧れがあり、人生一度しかないので、どちらの経験もしたかったというのがきっかけです。会社で働くことで、社会の一員として、コミュニケーション能力を伸ばしたい、また、病院で接する方に限らず、医療✕金融の架け橋として広く社会に貢献できたらなぁと思い応募しました。

私は医師になる前に一般企業に勤めた経験があります。理系の大学院を卒業後、医薬品開発の会社に就職し、医療の一端を担ううちに、医師を志しました。放射線科医として学んだ多診療科に渡る知識を活かしつつ、健康診断業務で重要性を実感したプライマリーケアを実践しようと思い応募しました。

皆さん、様々な診察科でいろんな経験をされてますよね。
私が最初に麻酔科医として入職した病院で、多くの糖尿病や高血圧の患者さんと話していたら、仕事を優先して自分の健康にまで気が回らなかったとよく聞きました。なので、多くの方の病気の予兆を見つけ、疾患の未然防止に努めたいと強く思うようになりました。当時産業医資格を持っていなかったのですが、当社は働きながら資格を取得できるのがありがたかったです。

私は内科を専攻していましたが、谷本さんと同じように、重篤な方も含め多くの生活習慣病の患者さんと接する中で、やはり“予防”が大事と実感する日々でした。広く社会に貢献できる企業で働くことを検討していたところ、当社は全国約7万人の職員がいて年齢層もかなり幅広いので、産業医として果たせる役割は大きいと思いました。


現在の職務、医務職員として働くということ

複数支社の産業医として、各支社に月1~2回は訪問して、対面形式で衛生委員会やがん検診等の独自研修もやっています。医務職員として意識しているのは、産業医としてのプロフェッショナルな対応とビジネスパーソンとしての振舞い両方ですね。病院勤務ではおそらく学べなかった事を沢山吸収できているように感じます。

私は今年度から支社を担当しています。基本的な産業医業務に加えて、+αの対応をすることを心掛けています。例えば、所定の産業医面談が終了して一定期間空いた後にフォローの連絡を入れたり。産業医として職員の方々が安心して働ける環境を追求したいですね。

私は、丁寧で的確なお客様対応を心掛けています。そうすることでお客様を担当する営業職員や営業部長・支社の職員方とも人間関係ができるので、様々な研修や企画を進めるときにも、すごくスムーズです。信頼関係って大事だなと実感しています。
また昨年度は社内の医学研修資料の作成も担当しました。正直、血液や免疫とか苦手意識のある分野もあったんですが(笑)、今後残っていく資料なので“正確に”と思って、改めてかなり勉強もしましたね。
医学研修については、かなり好評でしたよね。
私も一部の研修に参加しましたが、受講者からはたくさん質問も出ていて、関心の高さがうかがえました。

私のメインとなる業務は給付金・保険金の支払査定ですが、グループ会社であるはなさく生命の支払査定も担当しています。マーケットも違うので扱う商品の特徴も異なり、オンライン化も進んでいて本社業務の参考になります。
また、内務職員と共同で生命保険に関わる医学テーマに応じた医事研究にも取組んでいます。最近の研究テーマは保険加入の際にお客様にご記入いただく告知の在り方などです。お客様サービスの更なる向上を追求し、医学的見地から事業の改善に貢献していきたいですね。

私は、昨年度までは支社の産業医を担当していましたが、今年度からは本部の産業医業務等を担う健康管理医長になりました。丸の内本部で働く職員に対する産業医業務のほか、職員の健康増進に向けた全社施策の検討への参画や、社内診療所の運営管理など、本社の健康経営に広く関わる職務です。
査定、医事研究、診査、支社産業医、本部産業医など、様々な職務があるのが医務職員の魅力だと思いますし、今後も職務の幅は広がっていきそうですね。


様々なことにチャレンジできる環境と働き方について

職務の広がりといえば、一昨年度、社内の新規事業アイデアコンペに応募しました。私は、お客様の健康診断の結果をデータ化する子会社を作り、保険契約時に保険会社に対してそのデータを提供するビジネスを提案しました。残念ながら事業化はされませんでしたが、外部コンサルの方々と検討する過程で、どのように利益を出すのか等、ビジネス的な視点を磨くことができ、非常に良い経験になりました。
この経緯から品川さんには今年度からイノベーション開発室の仕事も兼務していただいています。医務職員の活躍のフィールドを自ら切り拓いていただきました。

私は産業医業務の専門性向上や高度化を目的に、オンラインの体系的産業医研修を受講しています。今まさに産業医業務に関わる育成カリキュラムを構築しているところで、これは今年から任命された健康経営推進部の専門課長としてのミッションです。当社は人的資本経営を掲げているので、それを支える健康経営を推進し、全職員にとって有益な産業医であることを常日頃意識しています。

私も産業医業務を更に深く学び、専門性を向上させたいと思い、現在全国に700名ほどしかいない産業衛生専門医の資格取得を目指しています。本社を介して、産業医育成の第一人者の先生に指導医になっていただいており、産業医業務に必要なノウハウやスキルを学び、しっかり会社に還元していきたいですね。

新しいチャレンジでいうと、私は昨年度、ヘルスケア募業部・デジタル推進室といった新たな事業の創出に携わる部署の案件に関与する機会がありました。
大規模医療データの整理分類手法を検討するものでして、私自身の力は微々たるもので先輩医務職員のアドバイスに頼るところも大きかったですが、私のように経験の少ない医務職員にも重要な機会を与えてくれるのはありがたく感じました。

チャレンジにあたって自己研鑽やスキルアップできる環境って大きいですよね。私の場合、子どもが小さいこともあり時間との闘いですけど、色々工夫し、子育てと両立しつつ勉強する時間も捻出しています。今年度からは支社の産業医業務を複数名で対応する体制となったので、周りの先生にもご協力いただいています。限られた時間の中で業務を行うことで集中力も高まり、効率的に働けています。

月~金曜日も早ければ子どもが起きてる時間に帰れるし、土日も家族と過ごせるので、それがモチベーションアップになってより集中できますよね。病院勤務の時より家族との時間が取れるのは、やっぱりありがたいなぁと。

勉強は大事だなって実感することが多いですね。産業医学をはじめ、生命保険や金融系、マナー・コンプライアンスの勉強、資格取得など、会社全体のサポートもたくさんあり、活用しています。入社間もない先生を育成する立場になりましたが、指導というよりはみんなの意識を高めていって、医務職員全体を盛り上げたいという気持ちが強いですね。


どんな人材が求められていると感じるか

このホームページに辿り着き、興味を持たれた方は、ご自身のキャリアとして新しい一歩を踏み出そうとされているのかと思います。どの診療科のご出身でも、自身の経験を活かして活躍できる環境が日本生命にはあります。企業の一員として働くことを楽しめる方に是非来ていただきたいですね。

他の職種の方々に比べ、医務職員は当然ながら医療の知見は高いですが、各事業の知識はそれぞれの分野の方の方が多く持っています。職種は違えど、お互いに尊重できて円滑な業務運営ができるよう努力する、そういったマインドのある方ですね。

協調性が大事ですよね。周りの人に対して興味を持てる方が向いていると思います。病院でも患者さんや他の医療従事職の方と関わりますが、当社では多種多様な職制の方々と関わりながら仕事を進めていきます。相手がどんなポジションで何を考えていてどうしたいのか、汲みとっていく力が必要だと思います。

ワーク・ライフ・バランスに惹かれて入社を希望する方もいると思いますが、限られた時間の中で、業務について効率よく発展的な取組みができるよう、常にアイデアを出せる方。医務職員の価値を自ら切り拓き一緒に未来を作っていきたいですね。

良いですね。あと組織の一員として経営方針に沿って同じ方向を向いて仕事ができる方、そのためのチャレンジや自己研鑽を厭わない方をお待ちしています!