「人」「地域社会」「地球環境」領域の
サステナビリティ向上を通じて、
『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』
の実現を目指す
サステナビリティ経営推進部担当執行役員
鹿島 紳一郎
「人」「地域社会」「地球環境」領域の
サステナビリティ向上を通じて、
『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』
の実現を目指す
サステナビリティ経営推進部担当執行役員
鹿島 紳一郎
当社は創業以来135年にわたり、「共存共栄・相互扶助」の精神のもと、保険商品・サービスの提供や資産運用を通じたサステナビリティ経営に取り組んでいます。
従来は当社グループ全体として目指すべき統一的なメッセージが薄かったため、従業員のサステナビリティ経営に対する意識もそこまで高まっていたとは言えない状況でした。
そのため、2023年度にサステナビリティ経営の専管組織であるサステナビリティ企画室を立ち上げ、当社グループが目指すべき大きな枠組みと当社グループで働く一人ひとりの仕事とサステナビリティ経営を結び付ける作業を1年間かけて行いました。
具体的には、ステークホルダーからの期待と当社事業との関連性を踏まえ、「人」「地域社会」「地球環境」の3つの重点領域を定め、サステナビリティ重要課題を再整理しました。これにより、当社グループが目指すサステナビリティ経営について、社内外双方により明確に発信することができるようになりました。
今年度以降はサステナビリティ経営の実行フェーズと位置付けており、『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』の実現に向けて、各種取り組みを推進してまいります。
新中期経営計画では、サステナビリティ経営において、①「アウトカム目標」の達成に向けた取り組みの推進、②「ニッセイサステナプロジェクト"にっせーのせ!"」の展開に注力します。
当社グループとして実現したい社会への貢献度を測る物差しとして、新たにアウトカム目標を設定しました。アウトカム目標は我々の経営目標であり、事業活動の結果である“アウトプット(KPI)”と連動させていくことが重要です。
具体的には、事業活動を通じたアウトプット(KPI)の達成が、「人」「地域社会」「地球環境」へのアウトカムの創出につながり、巡り巡って当社グループへの効果をもたらし、当社グループの資本増強につながるという好循環を目指しています。
新中期経営計画では、アウトカム目標を起点として各種経営目標を定めることで、約7万名の役員・職員が目標に向かって一体となって取り組んでまいります。
具体的なアウトカム目標は次のとおりです。
アウトカム目標はこれまでの取り組みの単なる延長線で達成できるものではないチャレンジングな目標です。新中期経営計画では、“全役員・職員一人ひとりが考えて行動する”、そのうえで、“さまざまなステークホルダーからお声を頂戴し、当社グループとしての取り組みをさらに磨き上げていく”、という好循環を生み出すことで、アウトカム目標の達成を目指してまいります。
当社グループと社会のサステナビリティ向上に向けては、従来以上に社会課題を意識した本業での取り組みが重要です。そこで、今年度からサステナビリティ取組のさらなる推進を図るべく、社内外への理解浸透・認知度アップ・行動変容に向けて、2024年5月から全社運動として「ニッセイサステナプロジェクト"にっせーのせ!"」をスタートしました。
"にっせーのせ!"とは、当社の全役員・職員が参画し、地域の皆様と共にさまざまな社会課題の解決に取り組む全社運動です。これらの活動は当社ホームページの特設サイトやCM、SNS等を通じて、社内外に積極的に発信し、PRしていきます。
また、サステナビリティ担当役員として、日本生命グループの役員・職員約9万名が一体となってサステナビリティ活動に取り組めるよう、環境づくりに努めていきます。
自身の幅広い経験も活用し、自ら働きかけを行うことで、国内外のグループ会社にも取り組みを広げ、アウトカム目標の達成を通じた企業価値向上、そして『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』の実現に貢献してまいります。
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