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バスケットボール

2023年4月28日(金)「DREAM HOOP PROJECT」第2弾を東京で開催!

アスリートが子どもたちに夢や目標を持つことの大切さを伝える「夢授業」。
今回は、元バスケットボール日本代表選手の三好南穂さん、栗原三佳さん、3×3バスケットボール選手の桂葵さんが講師を務め、中学2年生の皆さんと、夢について考えました。当日は、夢授業だけでなく、選手たちから直接バスケットボールを教わる、バスケクリニックも開催。盛りだくさんの2時間に!本記事では、当日の学びの場の様子をご紹介。参加した生徒、先生、選手の方々のコメントも掲載しています。

「DREAM HOOP PROJECT」夢授業って?

夢をもつことの大切さや仲間との支えあいなどをテーマに、子どもたちが自分自身の将来について考え、きり拓いていくことを応援する輪(HOOP)を拡げていく活動です。アスリートが講師を務め、どんな人にでも夢をもつためのチャンスがあり、その「希望」をもつことの大切さを伝えることを目的とし、講師を務める選手が生徒の皆さんと一緒に夢について考えていきます。

――皆さんは子どもの頃、どんなことに興味がありましたか?

三好:小さい頃の夢はパン屋さんでした。
バスケットボールを始めたのは小学2年生。きっかけは鬼ごっこ。自分が鬼の時にタッチができなくて、悔しくて親に相談したそうで、親が入部させました。初めは辞めたくて、毎日「辞めたい」と言っていたそうですが、父の「あと1日だけやってみて」の繰り返しでいつの間にか20年以上やり続けていて、いつの間にか好きなことに変わり、夢に変わっていました。

栗原:通訳や客室乗務員に興味がありました。
小さいころからたくさんのことに興味を持っていて、特に小学生のころ、毎日いろんな国のあいさつをしよう、と担任の先生が、毎朝いろんな国のあいさつの言葉を紹介してくれたことをきっかけに外国に興味を強く持ちました。英語関係の仕事について海外を飛び回り、将来海外に移住したいと思っていました。

:父の仕事関係で国内外を飛び回って暮らしており、小学1~4年生までドイツのインターナショナルスクールに通っていました。
いろんな場所で暮らしていたことで、「グローバルに活躍する人」になるのが夢でした。当時、JALがWJBLのチームを持っていて選手が普段はCAとして世界を飛び回っていると聞き、そのようなバスケの続け方にも憧れていました。

三好選手
栗原選手

夢に近づくためには?

――プロバスケットボール選手になると決めた時の選択や決断したタイミング

三好:高3の進路選択のとき。大学へ行くか、プロへ行くか悩んでいました。その際にプロになることの決断のきっかけとなったのが、小6に書いた卒業文集。
たまたま帰省のときに小学校の卒業アルバムを見返すときがあり、そこに"私は将来、バスケットボール選手になる"と書いていました。これを見て、「幼いころに夢を叶えられる人はこの世の中に何人いるのだろう。もし自分にその夢を叶えるチャンスがあるのであればチャレンジをしてみたい」と思い、決断しました。結果論になるかもしれませんが、その選択がオリンピック出場・メダル獲得に繋がったのかもしれません。自分の夢を言うことは勇気のいることだけど、口にしたり、文字にしたりすることは大事なことだと思います。夢を叶えることに近づくかもしれませんね。

栗原:高校生になったとき、いろいろなものを飛び越え、ハイレベルな世界に入ったので現実を目の当たりにすると、すごく衝撃的な毎日でした。
先生に「まず基本からみんなに追いつくこと。先輩と同じ舞台で活躍できるような選手になれ」と言われて「ただ好きでやるでは済まない、極めなければ。もっとバスケの世界を極めたい」と思い毎日楽しいというよりは、やりがいを感じ必死に周りのみんなに追いつき追い越せを目標に、本腰を入れてバスケットボールという競技と向き合うようになりました。

:プロになると決めたのは、去年。少し極端な話かもしれませんが、明日死ぬかもしれない、という事を考えました。私の場合は、3年で考えたのですが、30歳になるときに、余命3年って言われたら、本当にこのサラリーマン生活を続けるだろうかと考えました。「いや、バスケで世界にチャレンジしたいかもしれない」と思って、じゃあ本当にあと3年しか生きられないとしたら、バスケをしたいと思うのに、いまそれを選ばない理由とはなんだろうかと考えました。時間だけは誰もコントロールできないので、自分がコントロールできる部分は、自分でコントロールしてかじ取りをしたいと思ったのが、会社を辞めてプロになると決めたきっかけですね。

栗原選手
桂選手

これからの夢について

三好:たくさんの人にバスケを好きになってもらいたいですし、バスケットボールを有名にしていきたいです。
オリンピックで銀メダルを獲得後、TVで中学生くらいの子が「オリンピックで金メダルを取りたい!」と言っていたニュースを見ました。少し前だったらそんなことを言う子はあまりいなかったと思うのですが、こうやって自分たちがメダルを取ったことがきっかけで、子どもたちの夢が広がったことがすごく嬉しかったんです。そうやって言ってくれる子が増えて欲しいなと思います。もう一つの目標は、パリ五輪の解説者になることです。そのために、常にリサーチや分析を頑張っています。

栗原:メンタルトレーナーの資格を取りたいです。
アスリートが抱える悩みに対して、専門的な知識を身に着けたいのですが、メンタルトレーナーは国家試験のように資格が一本化されておらず、様々な取り方があるので情報収集のために、資料を取り寄せたりこれから時間ができたときにどの資格が必要か見極め、情報集めをしたいです。趣味の一つでもありますが、英語の勉強を仕事合間に少しずつしていて、選手にも自分の思いが伝わるようになれればいいと思うのではじめてます。英語を話して旅行もしたいですね。

:「3×3の選手がどう生きていくか」を作っていきたいですし、その世界に対して、自分ができることは何かを考え続けていきたいです。
自分は3×3バスケのクラブオーナーをやりながら選手もしていますが、プロの選手がどういう風にお金を稼ぎ、どんな人と関わりながら、どういう仕事をして生きていくかを自分が体現し、キャリアをデザインできたらなと思っています。そして、大好きな3×3がもっともっと楽しいものにしたいなと思っています。

三好選手
桂選手

<参加者からの感想>

  • これまで夢とかあんまり考えたことはなかったけれど、今日の授業をきっかけに自分はスポーツの仕事に関わりたいと考えるきっかけになった。
  • 夢といえるかわからないけど、将来海外旅行に行きたいと思った。そのために今英語を頑張ろうと思います。
  • プロ選手は小さいころからプロを目指していると思っていたけれど、そうではなく、悩みながら今の道に来ていて、今でも悩みながら進んでいることがわかり、子どもたちにそういった話を聞かせてあげられることができたことが本当にうれしい。
  • 自分もこれからの夢について考えるきっかけになった。自分の好きなことが生徒と関わり話していくこと。許す限り改めて先生を続けていきたいと思った。そのために健康な体と心の若さを保っていきたい。

日本生命では、子どもたちが自分自身の将来について考え、きり拓いていくことを応援したいとの思いを込め、出前授業を行っています。全国の職員が中学校・高校で講師となり、保険やライフデザインの大切さを子どもたちに直接伝えます。出前授業とは?

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