ヘルスケア事業
ヘルスケア領域に取組む意義
「人生100年時代」を迎える中、一人ひとりが安心して自分らしく過ごせる社会づくりをサポートするために、2017年よりヘルスケアの取組みを本格展開しています。「リスクに備える」保険に加えて、「リスクを抑える」ヘルスケアサービスを提供し、健康な方から健康不安のある方まで幅広いお客様を支援することで、健康寿命延伸への貢献を目指しています。
日本生命済生会(日本生命病院)
新病院外観
日本生命済生会は、1924年当社によって『相互扶助』『共存共栄』という生命保険事業の精神を実践する場として設立されました。設立当初より「済生利民(生命や生活を救済し人々のお役に立つこと)」を基本理念とし、2012年4月には、地域に対して「予防・治療・在宅まで一貫した総合的な医療サービス」を提供してきたことが評価され、大阪府より公益財団法人として認定を受けました。
緒方洪庵ゆかりの名門緒方病院の土地建物を継承し、1931年、日生病院を大阪市西区に開院しました。現在では、29診療科、350病床を有し、高いレベルの医療を提供しています。そして、2018年4月30日には、前病院から近隣にある西区江之子島に新病院を新設移転するとともに、「日本生命病院」と名称変更しました。これからも、地域・社会のニーズにより一層お応えできる病院を目指してまいります。
大学・パートナー企業との共同取組み
大企業やスタートアップ企業など、企業の規模にかかわらず、先進的な技術や革新的なアイデアをお持ちの企業と連携させていただくことで、より魅力あるヘルスケアサービスをご提供できると考えています。当社ではこれまでに、サリバテック社、シェアダイン社、MICIN社といったヘルスケア・健康増進関連の事業を展開する企業に、連携強化を目的とした投資を行ってまいりました。こうした企業と連携を深め、お客様の健康寿命の延伸に役立つサービスを開発してまいります。
加えて、学術機関との連携にも取り組んでいます。東京大学・東邦大学とのメンタルヘルス領域での共同研究の取組を通じて、企業の人的資本経営のサポートに資するサービス「SAAGAS(サーガス)」を提供しています。さらには東北大学・仙台放送社と眼疾患の早期発見に向けたサービス「METEOR BLASTER(メテオブラスター)」や運転技能向上アプリ「BTOC(ビートック)」を提供するなど、共同取組みは多岐にわたります。
保険者のみならず、企業にも幅広くサービスを提供することで、従業員の健康維持・予防に、より一層貢献していきます。
当社は、大阪大学のプラットフォーム「産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ」に参画し、双方が持つ医療ビッグデータ等を活用しながら、健康増進・健康寿命延伸や民間保険の商品・サービス強化に向けた共同研究に取り組んでおります。
日本生命の健康増進取組み
ヘルスケアサービス
ニッセイ健康増進コンサルティングサービス(Wellness-Star☆)

企業・健康保険組合など、団体様向けに「ニッセイ健康増進コンサルティングサービス(Wellness-Star☆)」として、団体の健康課題を可視化する「データ分析サービス」と、構成員の生活習慣を改善する「健康施策」を提供しています。
データ分析サービス
健康保険組合などの保険者から健康診断の結果やレセプトデータをお預かりし、保険者・事業所単位で健康課題を可視化、分析できる様々なレポートを作成・提供しています。
加えて、2023年1月より、「第3期データヘルス計画支援レポート」の提供を開始しています。2024年度より、第3期データヘルス計画が開始される予定であり、保険者においては、健康診断の結果やレセプトデータの分析に基づいて、保健事業をPDCAサイクルで効率的・効果的に実施することが求められています。当レポートの提供を通じて、保険者のデータ分析・健康課題の可視化・事業計画の策定・振り返り、といった取り組みをトータルでサポートしています。
また、企業・団体向けのストレスチェック集団分析において、新たなアルゴリズムを活用したサービス「SAAGAS(サーガス)」を提供しています。
ストレスチェックデータを最大限活用し、企業・団体等の職場環境における実態把握から、課題の特定、施策の提示、評価・振り返りに至るまで幅広く支援し、勤労者のメンタルヘルスの改善・向上にお役立ていただけます。

健康施策
データ分析サービスで団体の健康課題を可視化する中で見えてきた課題への対応策として、健康施策を提供して欲しいというお客さまのニーズを踏まえ、2020年7月より日本生命病院をはじめ様々な企業と連携したサービス、「糖尿病予防プログラム」を提供しています。当サービスは糖尿病予備群を対象とした3か月間のプログラムとして、様々なICT機器を活用しながら自身の体の状態・活動量・食事等を確認しつつ、日本生命病院やライフケアパートナーズ等の保健師による遠隔での生活習慣指導を提供しています。

また、2021年8月からは、「血糖変動チェックプラン」の提供を開始しています。健康な方から健康に不安のある方まで幅広い方を対象に、ICT機器を活用した2週間の血糖変動のセルフモニタリングと、日本生命病院による健康アドバイスを提供しています。

加えて、眼疾患の領域では、東北大学・仙台放送社との共同取り組みとして、VRゲームを通じて緑内障の早期発見に寄与できる「METEOR BLASTER(メテオブラスター)」を提供し、併せてプレイ後にその場で眼科検診を受診できる取り組みも開始しています。
また、上記共同取り組みの一環で、運転技能向上の脳トレアプリ「BTOC(ビートック)」を提供しています。


地域・社会
-

自治体との連携を通じた地域の活性化
地域が抱える社会課題に対して、自治体と日本生命が双方の強みを生かし協力しながら課題解決に取組んでいます。日本生命は多くの自治体と協定等で連携し、それぞれの地域・社会の課題に応じた取組みを進めています。
-

ねんりんピック(全国健康福祉祭)
-
※ここから先は外部サイトへ移動します。
60歳以上の方を中心として、あらゆる世代の人たちが楽しみ、交流を深めることができるスポーツと文化の祭典。日本生命は第29回長崎大会以降、ねんりんピック大会に協賛しています。
-
-

スマート・ライフ・プロジェクト
-
※ここから先は外部サイトへ移動します。
日本生命は厚生労働省主催の健康寿命をのばす運動(スマート・ライフ・プロジェクト)に参画しています。
-
-

大学やスタートアップを含む様々なパートナー企業との連携により、健診・医療データの研究を推進しています。
-

日本生命所属選手によるスポーツ教室の開催
日本トップクラスの選手を擁する当社野球部と女子卓球部が、全国の子どもたち等を対象に「野球教室」「卓球教室」を開催しています。
-

日本生命済生会(日本生命病院)
大阪府より公益財団法人として認定を受けており、地域に対して「予防・治療・在宅まで一貫した総合的な医療」を提供しています。
本社役職員

役職員自身の健康増進として、健康増進策の推進とワークライフマネジメントの実践を2本柱とした取組みを行っています。
