ニッセイサステナ通信 「地域で働く職員」篇

地域のお客様とともに、安心して暮らせる社会を目指すニッセイサステナプロジェクト。東京ベイエリア支社アロマスクエア営業部で、がん啓発活動を中心とした地域振興取組に力を入れる戸田さんの想いとは。


400人のお客様は、私が守る。

2017年に入社し、今年で勤続9年目になります。ありがたいことに多くのお客様とご縁があり、なかにはお子様、お孫様まで3世代にわたって担当させていただくお客様もいらっしゃいます。皆様、私の大切なお客様です。

1日2人にお会いするとして、対面でお会いできるのは年間400人に限られます。だからこそ、お会いした方には私が持つ知識や情報をすべてお伝えし、「私が守る!」という思いが常にあります。この思いが、がん検診や交通安全を啓発する「地域振興アンケート」に力を入れる一番の理由ですね。また効率的に多くの情報を、より多くの方にお伝えするために、デジタルも併用して活動しています。

身内を亡くした後悔が原点に。

私は入社前に叔母を乳がんで亡くしています。発覚時にはすでに転移しており、打つ手がありませんでした。当時は「仕方がないこと」と諦めていましたが、日本生命に入社し、がんは早期発見・早期治療を行えば治る見込みがあると知りました。その時に感じた「がん検診の重要性を知っていれば」という悔しさ、悲しさも大きな原動力になっています。

昔の私や叔母のように「知らない」お客様をひとりでも減らしたい。ひとりでも多くの方にがん検診を受けていただきたい。そう、強く願って活動しています。

その15分を、健康と向き合う時間に。

担当している港区は共働き世帯や経営者の方が多く、お忙しさからかご自身の健康を後回しにしがちです。その影響もあり、がん検診受診率は過去6年間で伸びていません。

たとえお会いできるのが15分でも、アンケートを通してしっかりと情報をお伝えし、お客様がご自身の健康や安全に向き合って頂くことで、私自身が担当地域を守る意識を持って活動しています。

がんが「他人ごと」から「自分ごと」になった瞬間。

以前、がん検診のアンケートにご回答いただいたお客様から「大腸がんの検診で再検査になった」とご連絡がありました。精密検査の結果は「問題なし」で私も胸をなでおろしましたが、お客様はさぞご不安だったと思います。後日、「がんは他人事ではなく、自分にも起こる可能性があると痛感した。がん健診の重要性が改めてわかった」とお話くださり、自分のお声がけがお役に立てたことが嬉しかったです。

地域の声を届け、安全な街をつくる。

大切なお客様をお守りするため、交通安全の情報発信も積極的に進めています。都内では自転車による事故が増加傾向にあり、ご自身やご家族様がいつ当事者になるかわかりません。また、東京では自転車保険の加入が義務化されましたが、必要性を感じないと回答される方も多くいらっしゃいます。

私どもが行う交通安全のアンケートは自治体と連携しているので、調査データは自治体へフィードバックされ、街づくりにも反映されます。私自身の活動が地域の安全につながることをやりがいに感じ、活動しています。

身近な方にも、未来のあなたにも。

アンケートはお客様のスマートフォンへお送りすることも可能ですが、確実にお伝えできるよう対面での実施を心がけています。もし、ご家族様が同席されていれば一緒にアンケートをお願いし、がん検診や交通安全のお話をします。大切なご家族様もお守りできれば、と思っています。私自身を信頼していただき、『家族全員の保険をあなたに任せたい』とおっしゃって頂く際は、本当に嬉しいです。

お顔を合わせていると記憶に残りやすいようで、「去年もアンケートやったね。今年もがん健診を受けないとね」というお声をいただくことも多いですね。がん検診も交通安全も、継続が大切。引き続き、多くのお客様へ安心を届けていきたいです。


戸田さんが取り組む活動は実を結び、「ありがとう、おかげで助かったよ」という声が集まるようになった。

「知識があれば、叔母を救えたかも」という後悔を抱えていた戸田さんにとって、お客様からの「ありがとう」は自身の悲しみを癒すものでもあったのだろう。

笑顔でお客様のもとへ向かう姿は、太陽のように明るかった。

インタビューされた人

日本生命 東京ベイエリア支社 アロマスクエア営業部
戸田 みなみさん

2017年7月、営業職員として入社。異業種からの転職で最初は不安でしたが、ありがたいことにお客様からお子様やご友人など大切な方をご紹介いただく機会も多く、責任感とやりがいを感じています。お客様の声を大切にしながら、地域のお客様とともに安心して暮らせる社会を目指して活動してまいります。

Copyright © 日本生命保険相互会社
2024-3305G,サステナビリティ経営推進部