DX戦略
現状・課題認識と目指す姿
当社では2019年度に策定したデジタル5カ年計画のもと、先端技術・データを活用することで、ご提供する価値のブラッシュアップ・スケールアップを通じ、お客様の期待を超える体験の提供に向けて取り組みを進めてきました。
昨今では、生成AI技術の発展に伴う、さまざまな革新的なサービスの誕生等、デジタル5カ年計画策定当時と比較し、当社を取り巻く環境も大きく変化してきているため、DX戦略のさらなる高度化が必要と考えています。
DX領域の中期経営計画(2024-2026)は、「業界内のDX先端企業となるべく各種取組を推進し、お客様と職員がAI・デジタルによるビジネスの変革を実感する期間」と位置付けました。
具体的には、既存の事業領域における業務変革、お客様を広げる事業創造および、先端技術活用の推進・データ利活用の推進・働き方のトランスフォーメーションの5つを、取組軸として設定しています。
特に急激に進化するAIは、業務の自動化・効率化だけにとどまらず、ビジネスのあり方を大きく変革する要因になることも踏まえ、スピードを重視しながら、社内外の技術・ノウハウ等の情報収集、積極的なネットワーキングを通し、全社AI活用を推進していきます。
当社グループ全ての領域と連携しながら、AIを中心とした先端技術を駆使し、業務・お客様サービスの不断の高度化を通じて、期待を超える安心をより多くのお客様へ提供し続けることができる態勢整備に取り組んでいきます。
主な取り組み
リアル×デジタルでの活動の量・質の高度化
レコメンド機能の精度向上等を通じて、さらなる販売コンサルティングの高度化に取り組みます。
Web完結商品の拡充
今後も引き続き、Web完結商品の拡充を進めていきます。
マイナンバーを活用したお客様の利便性向上
将来的には、保険金・給付金請求等の各種支払の自動化を志向する等、引き続きお客様の利便性向上に資するサービス提供に努めていきます。
ヘルスケア事業のサービス拡充
また、医療機関や健診機関等のアライアンス(資本・業務提携)も通じて、引き続き健康に資する付加価値の高いサービス拡充を進めていきます。
レゾリューションライフとの協業
こうした中、生命保険事業におけるさらなるAI活用推進・高度化に向けた新たな取り組みとして、2025年10月に完全子会社化したレゾリューションライフとのAI活用を企図した協業を推進しています。
職員の思い
レゾリューションライフとの生成AI活用協業を通じて、日本生命グループ全体で活用できる最先端のAIを作っていきたい
集中検討の様子
私たちは、その技術を社内の各領域に転用できればと考え、レゾリューションライフのITメンバーと共に、事務サポートシステムの開発を伴う集中検討(ハッカソン)を実施しました。
その結果、約款やマニュアルに基づく事務関連の照会に対する回答精度は、今回の取り組みで試した範囲では90%以上と高い水準を記録しました。
日本生命に包括移転した旧同和生命契約の管理実務を担っているメンバーが、こうなれば見やすい、操作しやすいとリクエストを出すと、数時間後にはそれを反映してくれるスピードには驚きました。
世界トップレベルの優秀なメンバーと協業し、その発想力や開発手法に直接触れられたことは、大変貴重な経験でしたし、仕事に対する熱量にも圧倒されました。
反映されたシステムは、回答だけでなく、どの文書のどの部分を参照したのかを提示してくれるので、納得感もあります。事務にも生成AIを取り入れて工夫ができるのではないか、と感じました。
引き続き文書の取り込みを進め検証・調整を行い、当社グループ全体へも展開していきたいと考えています。
(DX戦略企画部 上席専門部長 矢野 智郎) (IT統括部 上席専門課長 阪本 雅義) (契約管理部 担当課長 小林 夏実)
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※当インタビューは2025年7月末時点のものです
