1. 日本生命保険トップ
  2. 日本生命について
  3. 日本生命のお伝えしたいこと
  4. 機関投資家としての役割
  5. 日本生命の資産運用について

日本生命の資産運用について

基本的な考え方

 生命保険契約というご契約者との長いお約束を守り、より多くの配当を長期・安定的にお支払いすることを使命として、資産運用に取組んでいます。
 具体的には、ご契約者にお約束した利回りの安定的な確保のため、ALMの考え方にもとづき円金利資産である公社債等の運用を軸に、厳格なリスク管理と経営の健全性確保を前提に外国証券等のリスク性資産にも投資しています。また、バランスの取れた分散型ポートフォリオの構築や、中長期的に相場循環を捉えた売買を通じて安定的な収益力の向上に努めています。
 こうした資産は、ご契約者からお預り保険料の集積であることから、投資にあたっては、安全性・収益性・流動性に加え、公共性を勘案しています。

ALM(アセット・ライアビリティ・マネジメント):資産(=アセット「A」)と負債(=ライアビリティ「L」)を総合的に把握し管理(マネジメント「M」)する手法。

<当社の一般勘定運用の基本的考え方>

  1. ご契約者に対する経済的保障責任を全うすることを第一義として資産の運用を行う
  2. 一貫した運用戦略の遂行を通じて運用収益の長期・安定的な拡大を図る
  3. 生命保険事業の使命や公共性をふまえ、ご契約者に納得いただける運用を実践する

一般勘定資産の構成

公社債

国内債券投資は、安定した利息収入と高い流動性を確保出来ることから、当社の資産運用における重要な柱の一つとして位置づけており、継続した投資を行っています。また、国債・地方債への投資に加え、スプレッド収益が獲得できる社債への投資も行うことにより、安定性と収益性の観点から良質なポートフォリオの構築に努めています。

株式

国内株式投資は、安定した配当収入と企業の成長に応じた値上がり益確保の期待から、中長期的な観点で投資を行っています。
また、当社は、「責任ある機関投資家」の諸原則≪日本版スチュワードシップ・コード≫を受け入れており、投資先企業との建設的な対話を通じて企業の発展に寄与・貢献し、長期投資を行う機関投資家として企業価値向上の果実を享受することを目指し、スチュワードシップ活動を実践しています。

外国証券

外国債券投資では、為替リスク等に留意しつつ、海外の高い利回りを享受し、ポートフォリオ全体のリターンの向上を図っています。
外国株式投資では、中長期に成長の見込める銘柄を中心にポートフォリオを構築し、収益向上を図っています。
プライベート・エクイティ・ファンドやヘッジファンド、不動産ファンドなどのオルタナティブ資産は、上場株式や債券等の伝統的資産と相関が低く、投資の分散効果が期待できるため、リスク管理の高度化に努めながら、今後も投資取組みの強化を図ってまいります。

貸付金

国内企業貸付では、電力・運輸・鉄鋼事業などの基幹産業から生活に密着したサービス産業に至るまで幅広い分野にわたって、企業経営に必要な設備資金、運転資金を提供しています。
個人ローンの分野では住宅ローン、消費者ローンを通じ、マイホーム作りや健全で豊かな生活設計に必要な資金を提供しています。

不動産

不動産は、賃貸料収入という形で長期にわたり安定的な収益が得られることから、当社は不動産投資に取り組んでいます。オフィスビルを中心として、全国各地に賃貸用不動産を所有しており、地域経済の発展に寄与しています。

資産運用におけるリスク管理の徹底

 投資手法が多様化・複雑化する中、資産運用リスクの管理は、ますます重要になっています。
 当社では、投融資先やマーケット状況に対するきめ細やかなモニタリング等により、マーケット環境の変動にも機敏に対応できるよう態勢強化に取組んでいます。特に、超低金利環境下での収益確保に向け成長・新規領域への投融資を強化する中、収支や財務健全性への影響が大きいと想定される潜在的なリスク懸念事象を洗い出し、必要な対応策を検討・実施するフォワードルッキングなリスク管理を推進しています。例えば、国内外の金利急騰を警戒する必要があると判断した場合等には、ポートフォリオへの影響分析やアクションプランの策定を実施し、速やかな経営報告を行っています。
 また、投融資執行部門が、厳格な案件選別や分散投資を通じてリスクの抑制に取り組むとともに、リスク管理・審査管理部門が、ポートフォリオのリスク量の計測や個別審査を通じて牽制を働かせることで、安定的な収益の確保に努めています。

投融資執行部門に対する牽制体制

グループ運用体制

 国内のみならず海外の運用拠点も加えたグループ運用体制を構築し、グループ一体となった運用ノウハウの活用、運用力の強化に取組んでいます。
 お客様からお預りした大切な保険料を運用するために、このグループ運用体制をいかし、グローバルに収益源の多様化・資産の分散化を進めています。

グループ運用体制

超低金利下での運用収益確保に向けた取組例

 超低金利下で長期的かつ安定的な利回りを確保するべく、グローバルな分散投資を加速させてまいります。中でもインフラ領域、新興国向け投融資等の成長・新規領域への投融資に数量目標を設定することに加え、持続可能な社会の実現、経済・企業の発展といった社会公共性に資するESG投融資について、取組を強化・推進してまいります。

既投融資事例

グリーンボンド、ソーシャルボンド、再生可能エネルギー関連事業への投融資 等

地域・社会の成長を支える取組

 当社は従来から生命保険会社としての資金の長期性をいかし、環境や地域・社会と共生し、日本経済・企業と安定的な成長を共有していく視点から資産運用を行っています。

国内企業向け貸付 地域別内訳(残高・貸付先数)

企業数 ウエイト 残高 ウエイト
大企業 845先 37.0% 4兆2,956億円 87.1%
中堅企業 312先 13.7% 724億円 1.5%
中小企業 1,127先 49.3% 5,630億円 11.4%
合計 2,284先 100% 4兆9,310億円 100%

賃貸用ビル 地域別内訳(保有棟数)