資産運用 DWSが運用する欧州インフラデットファンドへの投資について トランジション・ファイナンスを通じた脱炭素取組の支援

日本生命保険相互会社

日本生命保険相互会社(社長:朝日智司、以下「当社」)は、今般、DWS Group GmbH & Co. KGaA (CEO:ステファン・フープス、本社:フランクフルト、以下「DWS」)が設立・運用する「ヨーロピアン・トランジション・インフラストラクチャー・ファイナンス・ファンド」(以下「当ファンド」)に対し、約530億円の投資を決定しました。

欧州における脱炭素社会の実現に向けては、温室効果ガス排出量の多い産業が段階的に排出削減を進めるための資金調達手段として「トランジション・ファイナンス」のさらなる推進が求められています。
こうした背景のもと、当社が策定した日本生命トランジション・ファイナンス実践要領※1(以下「当要領」)を活用し、今回初の試みとして、DWSは「ヨーロピアン・トランジション・インフラストラクチャー・ファイナンス・フレームワーク」を策定しました。そして、このフレームワークに基づき、新たに当ファンドを設立しました。

当ファンドは、パリ協定に整合した排出削減計画を有する欧州のインフラ企業に対してファイナンスを行い、温室効果ガス排出量のネットゼロ達成を目指す取り組みを支援する戦略です。
当社は2018年にDWSに出資を行い、協業取組を通じて、当社グループの運用力およびアセットマネジメント事業の強化を図ってまいりました。こうした中、DWSが当要領を活用し、トランジション・ファンドを設立するに至りました。

当社は、生命保険会社としての使命や公共性を踏まえ、環境や地域・社会と共生し、経済・企業と安定的な成長を共有していく観点から、責任投融資を強化しており、本件はニッセイ・インパクト投融資枠※2に該当するものです。
今後も、日本国内にとどまらず欧州においても、責任ある機関投資家としての役割を果たすべく、DWSとの連携を深めながら、中長期的な視点で企業の脱炭素化の取り組みを支援してまいります。

  • ※1
    日本生命トランジション・ファイナンス実践要領
    トランジション・ファイナンスに係る具体的な評価基準やその根拠、評価プロセス等をまとめたもの。企業のGHG排出削減計画が科学的な根拠に基づくパリ協定のパスウェイに整合的かを評価するなど、判断プロセスと定量的な基準を明確化していることが特徴。詳細は以下URLをご参照ください。
  • ※2
    ニッセイ・インパクト投融資枠
    より能動的なサステナビリティ・アウトカム創出を追求する観点から、テーマ投融資の内枠として2024年3月に設定した投融資目標。詳細は以下URLをご参照ください。

当ファンドの概要

1. 名称 European Transition Infrastructure Finance Fund
2. 運用者 DWS
3. 特徴 パリ協定に整合した排出削減計画を有する欧州のインフラ企業、アセットへのデットファイナンスを通じて、温室効果ガス排出量のネットゼロ達成を目指す取り組みを支援する戦略

DWSの概要

1. 名称 DWS Group GmbH & Co. KGaA
2. 設立 1956年
3. 事業内容 資産運用業
4. 本社所在地 ドイツ フランクフルト
5. 代表者 CEO: ステファン・フープス
6. 預かり資産残高 1兆540億ユーロ※3(約190兆円※4)
  • ※3
    2025年9月末時点
  • ※4
    為替レート:1ユーロ=178.31円(2025年10月末時点)

DWS欧州インフラデット運用責任者 サンディープ・ヴィアス氏のコメント

“With this new initiative anchored by Nippon Life, DWS is pleased to add another strategy to its ESG related European infrastructure debt family. The strategy will support European infrastructure assets that are not yet green but are committed to meaningful decarbonization through concrete capital expenditure programs and science-based targets, in alignment with the Paris Agreement. We are looking forward to partner with Nippon Life to expand the concept of transition finance to European infrastructure, which will support Europe in achieving its climate goals by 2050.”

「DWSは、ESG関連の欧州インフラデットシリーズに新たな戦略を迎え入れられたことを喜ばしく思います。当戦略は、パリ協定に沿って、具体的な設備投資計画と科学的根拠に基づいた目標設定を通じ、現時点ではグリーン(脱炭素)ではないものの、将来的な脱炭素化に向け、着実に取り組んでいる欧州インフラ関連企業を支援します。日本生命との連携を通じて、トランジション・ファイナンスの概念を欧州インフラ市場に拡大し、2050年までの気候目標達成に向けて欧州を支援できることを期待しています。」

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