1. 日本生命保険トップ
  2. 日本生命について
  3. ニッセイ健康サポートサイト
  4. 健康コラム
  5. Vol.219 血管を元気にしよう〜脂肪から血管を守る〜

健康コラム

Vol.219 血管を元気にしよう〜脂肪から血管を守る〜

血液中の脂質にはLDL-コレステロールとHDL-コレステロール、中性脂肪があります。コレステロールは主に肝臓で合成され、水に溶けないので、LDL(低比重リポたんぱく)に包まれて血液中に運ばれます。LDL-コレステロールが血液中に増えすぎると、細胞壁にたまるなど動脈硬化を進行するため、悪玉コレステロールと呼ばれています。逆に、血液中や血管からコレステロールを肝臓に回収するのがHDL(高比重リポたんぱく)で、HDL-コレステロールは善玉コレステロールと呼ばれています。また中性脂肪はエネルギー源として役立ちますが、増えすぎるとHDL-コレステロールを減らし、LDL-コレステロールを増加させます。
脂質異常はLDL-コレステロールや中性脂肪が異常に多い、またはHDL-コレステロールが異常に少ない状態のことで、この状態が続くと血管内に脂肪などがたまる動脈硬化が進行し、血管が詰まりやすくなって心筋梗塞などを引き起こすこととなります。

体に良い油と摂取量に注意が必要な油

食事でとる油には食材(肉・魚・乳製品など)からとる脂肪(油)と調理でとる油がありますが、種類により、体に良い油と摂取量に注意が必要な油があります。簡単な見分け方は、冷蔵庫に入れて固まるのは摂取量に注意が必要な油、固まらないのが良い油です。
特に積極的にとったほうが良い油は、イワシやサバに含まれるEPAやDHA、アマの種子やえごまの種子から取れるアマニ油、えごま油などでオメガ3脂肪酸と呼ばれる油です。これらはLDL-コレステロール値を下げるだけでなく、血栓を溶かしたり、炎症を抑える効果が期待されているため、血管を若々しく保つのに役立つと考えられています。
まずは以下のポイントを参考に、普段食べている食事を振り返ってみましょう。

■コレステロールを減らすポイント

  1. 朝食は和食にする。
    バターやベーコン、鶏卵などは摂取量に気をつけましょう。
  2. 野菜や海藻を毎日食べる。
    野菜や海藻に多く含まれる食物繊維を、できれば毎食食べるように心がけましょう。
  3. 魚や大豆食品を食べる。
    コレステロールを下げる効果があるので、1日1品食べるようにしましょう。
  4. 間食の種類に気を付ける。
    洋菓子にはバターやショートニングが多く含まれるのものが多いので、和菓子がおすすめです。

■脂肪を減らす調理のポイント

  1. 調理法は茹でる、蒸す、焼くにする。
  2. 油が少量ですむ、フッ素樹脂加工(テフロン加工)のフライパンを使用する。
  3. 小さく切ったものほど油をたくさん吸収するので、揚げ物は大きいまま揚げる。
  4. 揚げ物の衣は薄くつけるか、素揚げなどにする。
  5. ドレッシングは油を少なくする。

体の状態は一朝一夕で変わるものではありません。特に、脂肪(血液中の脂肪ももちろん)は長い年月をかけて蓄積されている場合が多いので、それを解消するのにも時間が必要です。じっくりと腰を据えて、生活習慣の改善に取り組んでみましょう。

東京臨海病院管理栄養士 日本糖尿病療養指導士、NST専門療法士 青木 淳子
提供元:和洋女子大学、株式会社ライフケアパートナーズ

ご契約者の方であれば、「健康介護あんしんダイヤル」など、健康で元気な暮らしをサポートするサービスをご利用いただけます。
詳しくはコチラ