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健康コラム

Vol.173 大腸がん増加の背景とその予防

増加する大腸がん

大腸がんに罹る人数は増加しています。2014年に新たに診断されたがんの中では、男女あわせて第1位でした(国立がん研究センター「地域がん登録全国合計値(2014年)」)。また、大腸がんによる死亡も年々増加しています。胃がんや肝臓がんの死亡数が減少傾向にあるのとは対照的です。意外ですが、女性の大腸がんは、がんの中で死亡原因の第1位です。男性では、肺がん、胃がん、大腸がんと第3位です。男女合わせると、肺がんに次いで第2位の死亡数となります(厚生労働省「平成29年(2017)人口動態統計」よりがん死亡データを参照)。

大腸がん増加の背景

大腸がん増加の背景には、欧米化した食生活、飲酒、喫煙、身体活動があります。食生活、なかでも加工肉(ベーコンやソーセージなど)は毎日継続して50g摂取すると、大腸がんのリスクが18%増加すると、2015年に国際がん研究機関から発表されました。また、赤身肉も、大腸がんのリスクの可能性が指摘されています。ありきたりですが、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。

大腸がんは予防できる

大腸がん検診として、便潜血検査の有効性が世界的に認められています。大腸がんの多くは、大腸腺腫と呼ばれる大腸ポリープが発育して、次第に大腸がんとなっていくことが知られています。便潜血検査は大腸がん検診として行われますが、大腸がんを発見することだけでなく、大腸がんの芽である大腸腺腫を見つけることが目的でもあります。大腸腺腫を切除することで、大腸がんの芽を摘んでしまうことができるのです。これにより、大腸がんの多くを予防することができます。

1回でも便潜血陽性だったら精密検査受診を

便潜血検査を受ける際に気をつけていただきたいことがあります。1回でも便潜血陽性だったら、必ず精密検査を受診してください。一次検診である便潜血検査で引っかかると、大腸内視鏡検査などの精密検査が推奨されます。精密検査により、大腸がん、あるいは今後大腸がんになり得る大腸腺腫を見つけることができます。自治体や職場でのがん検診をしっかり受診し、ぜひ、大腸がんの早期発見、早期治療を目指しましょう。

医師(消化器病専門医)西川佳孝
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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