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健康コラム

Vol.137 がんの早期発見のためには、健診だけでなく「がん検診」が必要なのはなぜ?

近年、がんは早期発見できれば十分治療できる病気になってきました。ただ、がんの早期発見のためには、都道府県や会社の健康診断だけでなく「がん検診」を受けた方がいいということをご存知でしょうか。

このコラムでは、普通の健診と「がん検診」の違いについてと、がん検診を受けるメリットについて解説していきます。

「健診」と「検診」はどう違う?

同じ「けんしん」という読みでも、漢字が違っているように、意味もそれぞれ違います。
「健診=健康診断」は、その名の通り健康に問題がないかどうか調べる目的で行われ、今現在何らかの病気を発症していないかどうか、今後何らかの病気を発症するリスク因子があるかどうかを確かめるためのものです。これに対して「検診」は、ある特定の病気にかかっているかどうかを調べる目的で実施されます。
ちなみに、「がん検診」が「胃がん検診」「肺がん検診」「子宮頸がん検診」などと細分化されているのは、対象のがんだけを正確に診断できるようにするためです。

がん検診には「対策型検診」と「任意型検診」の2種類があり、対策型検診は例えば会社全体、自治体全体など「その集団全体」でのがんの死亡率を下げるためのもので、任意型検診は個人のがんの死亡リスクを下げるためのものです。前者は主に会社や自治体が行うがん検診などがあてはまり、後者は人間ドックなどの自主的に行うがん検診があてはまります。

健康診断だけでは足りない?がん検診を行うメリットとは

健康診断では、あくまでその時健康であるかどうか、病気になる明らかなリスクがないかどうか調べる検査です。ですから、ごく初期状態でまだ症状の出ていないがんなどは見落としてしまうこともあります。

がん検診を受ければ、健診では見つけられないような「自覚症状がないごく初期のがん」を発見できますし、その段階で発見できれば進行前にがん治療を始められるため、それだけ治癒率も高くなります。
また、子宮頸部や大腸などのがん検診では「がんになる前の病変」を発見できることもあり、その場合はがん化する前に治療を始められます。

「沈黙の臓器」と言われる肝臓のがんのように、がんのなかには自覚症状を感じる頃には既に手遅れになってしまっているがんも少なくありません。手遅れになる前に治療を始めるには「できるだけ早くがんを見つける」ことが大切であり、そのためには定期的ながん検診が役に立つのです。

進行する前にがんを発見するには、定期的ながん検診が必要!

がんの早期発見のためには、「症状が出てから」ではなく「症状が出るよりはるか前」に検査を行う必要があります。ですから、症状が出ていないからといって油断をせず、定期的にがん検診を受けておくことが大切です。
市町村や職場、人間ドックなどを利用しながら定期的に「がん検診」を受け、がんの早期発見に備えるようにしてください。

がんの予防については、こちらの健康コラムもご参照ください。
「Vol.121 がんの予防のために何をすればよいのか?」

株式会社SPLENDID在籍 医師 山本 康博
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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