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健康コラム

Vol.136 悪天候で体調が悪くなる!?気象病のメカニズムと緩和対策について

「低気圧のときや雨の日は、どうも調子が悪いな」などと感じる人はいませんか?
季節の変わり目や天気の悪い日に古傷が痛む、といったことは昔から言われてきました。これらは総じて「気象病」「天気病」などと呼ばれています。

このコラムでは、なぜ気象病になってしまうのか、気象病の症状はどうすれば和らげることができるのかについてお話ししていきます。

気象病とは

気象病とは、天気の変化によって引き起こされる何らかの身体的・精神的な不調のことを言います。
そして、気象病の症状には大きく分けて以下の2種類があります。

①めまい、吐き気、肩こり、イライラ、情緒不安定などのように突然発生する症状(不定愁訴)
②偏頭痛・関節痛・古傷の痛みの再発などのように、もともと持っていた持病が悪化して現れる症状

気象病のなかでも、②のように頭痛などの特に痛みを伴うものを「天気痛」と呼ぶこともあります。

気象病を発症するのはなぜ?

気象病のメカニズムは完全に解明されていませんが、発症には大気の気圧が大きく関係していると考えられています。

梅雨や台風、豪雨などの「悪天候」で低気圧が来ると、気圧が大きく変化します。すると、体内で気圧を感じるセンサーである「内耳」が脳に信号を送り、自律神経が活性化します。
敏感な人は、このセンサーが敏感な傾向があり、一般の人が感じないような少しの気圧の変化でも過剰に自律神経が活性化してしまうことがあるのです。
気圧の変化で活性化した自律神経は、痛みの神経を直接刺激したり、血管を過剰に拡張・収縮させて周りの神経を刺激したりしてしまい、さまざまな症状を発生させてしまいます。

気圧のほかにも、湿度や温度の変化が自律神経に影響し、体の不調として現れることもあります。

気象病の症状を和らげるには?

気象病の症状を和らげるために、すぐできるオススメのセルフケアは以下の2つです。

  • 耳たぶの少し上を水平に引っぱり、5〜10秒したら離す
  • 耳たぶの後ろ側の骨のくぼみ(顎関節)を斜め上にぐっと押し、約30秒したら離す

ほかにも、以下のようなこともオススメです。

  • ヨガやストレッチなど、ゆっくり長くできる運動をする
  • 睡眠時間を十分に確保する
  • 同じ時間に起床し、同じ時間に就寝するなど規則正しい生活を心がける
  • 適度な有酸素運動をしたり、湯船にゆっくりつかったりして適度に汗をかく

普段からこうしたことに気をつけていると自律神経が整いやすくなり、気象病の症状が出にくくなると言われています。

気象病についてはまだはっきりわかっていないことも多いですが、珍しい症状ではなく、全人口の約10%の人が苦しんでいるとも言われています。
もし思い当たる症状があるという人は、自分がどのようなときに具合が悪くなるのかを記録しておくことで事前の対処がしやすくなりますので、カレンダーに印を付けたりスマートフォンのアプリなどを使って記録しておきましょう。また、自律神経が整いやすくなるように、普段から適度な運動や十分な睡眠を心がけてください。

株式会社SPLENDID在籍 医師 山本 康博
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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