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健康コラム

Vol.134 認知症は予防できる?

認知症の原因となる主な疾病

認知症は、様々な理由で脳の働きが低下して、こみいった作業や言葉を出すことが難しくなったり、慣れ親しんだことが分からなくなったりするような状態を指します。その理由の主なものは、脳の神経細胞にアミロイドβという物質が蓄積し、細胞が死んでしまうアルツハイマー型認知症、脳の血管が傷んだことによる脳血管性認知症、神経が変性するレビー小体型認知症、神経伝達が障がいされるパーキンソン病などがあります。

認知症・9つのリスク因子

2017年、それまでの認知症に関する世界中の膨大な研究結果を調査したレポートが発表されました。それによると、認知症と関連する9つの因子が挙げられました。これらは認知症と決定的な因果関係が証明された訳ではありませんが、認知症になるリスクを減らすため、考慮する価値があると言えるでしょう。

  1. 糖尿病
  2. 社会的孤立
  3. 運動不足
  4. うつ
  5. 喫煙
  6. 肥満
  7. 高血圧
  8. 難聴
  9. 15歳以降に教育を受けていない

これらの因子がなければ、認知症になるリスクを35%減らすと言われています。特に、タイミングが大切で、40代後半からの対策は、その後の認知症になる疾患の予防に効果的です。

認知症・3つの防衛策

認知症の予防策として、これさえすれば大丈夫という方法は残念ながら見つかっていませんが、ライフスタイルそのものの見直しは、今できることの1つです。防衛策として、知的活動を高めること、生活習慣病を予防し脳のダメージを避けることが挙げられます。具体的には、新鮮な野菜や果物を取り入れたバランスの良い食生活の見直しや、豊かな社会的交流、身体的な運動を取りいれることが提案されています。

豊かな人生とは

筆者は、認知症の高齢者の方々のリハビリを行っていますが、認知症になることは必ずしも豊かな人生を諦めることではないと思っています。認知症であっても、楽しみをもって一日を満足して終えることはできると、多くの方々を見ていて実感しています。これは個人的な意見に過ぎませんが、豊かな人生を送るためには笑顔の習慣をつけておくことを、認知症対策と合わせて、お勧めしたいと思います。

認知症については、こちらの健康コラムもご参照ください。
「Vol.111 認知症の種類と予防」

作業療法士 社会健康医学修士(専門職)西村 真由美
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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