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健康コラム

Vol.120 糖尿病で血糖値が下がらない!その理由と下げる方法を解説<後編>

後編では、血糖値が高い時の症状や糖尿病の診断基準、血糖値を下げるにはどうしたらいいかなどについて解説します。

血糖値が300、500を超えるとどんな症状が出る?

血糖値が少し高い程度(200mg/dL前後)では目立った自覚症状はありません。しかし、300〜400mg/dLになると、喉の渇きや尿量の増加、倦怠感、体重の減少といった症状が現れます。そして500mg/dLを超えると、吐き気や嘔吐、意識障害、昏睡状態などの危険な状態に陥るようになります。

血糖値の数値、いくつなら糖尿病?

糖尿病の診断では、空腹時か食後2時間の血糖値を検査しますが、はっきりしない場合は75gOGTT(ブドウ糖負荷試験:75gのブドウ糖液を摂取し、負荷前と負荷後30分、1時間、2時間後に採血し血糖値を測る)によって検査をします。このとき血糖値が200mg/dl以上なら糖尿病型と呼ばれ、後日検査でも同じ数値であれば糖尿病と診断されます。

糖尿病の血糖値を下げるには?おすすめの食べ物も紹介

先述の通り、糖尿病の血糖値を下げるには、生活習慣の見直しが欠かせません。まず、血糖値の減少効果のある、ウォーキングなどの有酸素運動を継続的に行いましょう。ただし、食後すぐに運動をすると体調を崩す恐れがあるので、食後1時間が経ってから行うのがおすすめです。
また、血糖値を下げるには食事内容の改善が大切ですが、血糖値を下げる食べ物を取り入れることも重要です。具体的には以下のものがあります。

  • ①納豆
    納豆に含まれるサポニンには血糖値を下げる効果があり、コレステロール値の改善や血流の改善などの効果も見込めるとされています。

  • ②大豆製品
    豆腐などの大豆製品に含まれるイソフラボンには、血糖値を下げる効果があるといわれています。

  • ③キャベツ
    キャベツには食物繊維が豊富に含まれており、糖分の吸収を緩和する効果があります。このため、血糖値の急上昇を抑制する効果が見込めます。また、咀嚼効果で満腹感を得やすいため、一気にたくさん食べてしまうことを防ぐ効果もあります。

  • ④玉ねぎ
    玉ねぎに含まれるイソアリインという物質は、インスリンの作用を向上させ、血糖値を下げやすくするといわれています。イソアリインは水につけると成分が溶けてしまうので、生か加熱調理で食べることをおすすめします。

  • ⑤きのこ
    きのこはインスリンの受容体を高める効果があるとされ、さらに食物繊維が含まれているために、血糖値の上昇を抑制する効果があると考えられています。

糖尿病の血糖値を下げるには、生活習慣の改善が欠かせない!

糖尿病になるとインスリンの分泌量はガクッと下がるため、血糖値を下げるには、薬だけに頼るのではなく、定期的な運動や食事の見直しが欠かせません。ご紹介した食べ物を積極的に取り入れ、安定した血糖コントロールができるようにしていきましょう。

糖尿病については、こちらの健康コラムもご参照ください。
「Vol.98 糖尿病の前兆の症状とは? 足や皮膚の異変に注意しよう」
「Vol.107 糖尿病と合併症のメカニズム 〜三大合併症や動脈硬化はなぜ起こる?<前編>〜」
「Vol.108 糖尿病と合併症のメカニズム 〜三大合併症や動脈硬化はなぜ起こる?<後編>〜」
「Vol.119 糖尿病で血糖値が下がらない!その理由と下げる方法を解説<前編>」

株式会社SPLENDID在籍 医師 山本 康博
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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