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健康コラム

Vol.117 健康寿命を延ばすための睡眠とは…

年代を問わず、若年世代〜シニア世代まで、睡眠に関してさまざまな悩みを抱えられている方が増えてきています。原因としては、夜型傾向の増加、生活リズムの乱れ、ストレスの増加、食生活の変化などがあげられます。健康寿命を延ばすためにも、良質な睡眠をとり、睡眠障がいを無くすことが大切になってきます。

質の良い睡眠を取るためには

わたしたちは一生のうち、約1/3を眠って過ごしています。その1/3の時間を楽しむことで、きっと人生も豊かになることでしょう。睡眠は疲れた身体や脳を休ませ、回復するように働きます。重要なことは、質の良い眠りを確保することです。最初の深い眠りの3時間で、成長ホルモン、睡眠促進ホルモンであるメラトニンが分泌され、傷ついた細胞を修復してくれます。

睡眠のリズムは起きて光を浴びたタイミングからスタートします。光を浴びることで光の情報が信号となって脳に届き、そこから約16時間後に眠気が訪れてきます。光は眠気をなくすだけでなく夜の眠気を作る意味でもとても重要な要素なのです。より起きやすい状態をつくるには、寝室のカーテンをあけて寝ると朝の日光で自然と目が覚めやすくなります。

質の良い眠りをとるために体の内側の温度「深部体温」を下げることが大切です。そのために、寝る1〜2時間前には入浴し、一時的に深部体温を上げることが効果的です。一旦、深部体温を上げるとその後急激に深部体温が下がり、眠りはじめの睡眠の質を上げることができます。また、入浴中の光は白い蛍光灯などは浴びないようにして、オレンジ色の電球色を使用した方が眠りを誘うメラトニンが効果的に分泌されます。私たちの睡眠の質に直結するホルモンであるメラトニンは、肌荒れの原因になる活性酸素の分解を促進してくれます。電球色以外にもロウソクの明かりなどを使用するとリラクゼーション効果があるため気持ちもリラックスさせることができます。

質の良い睡眠をとるために、今日できることから始めてみませんか?睡眠以外の2/3の人生をより良いものにしてくれるはずです。

睡眠時無呼吸症候群

質の良い睡眠を阻害するものとして、現代病とも言われる睡眠障がいが増えています。その中でも最近メディアにも取り上げられている睡眠時無呼吸症候群(以下「SAS, Sleep Apnea Syndromeの略」)についてお話したいと思います。

正常な呼吸時と睡眠時無呼吸時の図

SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気で、医学的には「10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上生じる病態」と定義されています。

【主な症状】・大きないびき・夜間頻尿・睡眠時の呼吸停止・日中のだるさ・起床時の頭痛・過度な眠気→【結果】・居眠り・集中力、注意力、判断力の低下・仕事の効率低下・交通事故などの事故発生

SASになると、酸素が不足する時間ができるため、心臓や血管等に負担が掛かります。その状態が続くと、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。SASでない方との発症比較では、①脳血管障がいは2倍、②心疾患は2倍、③高血圧は2倍、④糖尿病は2倍以上と言われています。また、SASは肥満の方に多いイメージですが、あごが小さいなど日本人の顔面骨格の特徴のため、細身でもSASになる方がいます。日本の主要10施設でSAS治療が必要な方を調べた結果、30%はBMI(肥満度)が25未満(標準)の方でした。

睡眠時無呼吸症候群を放置した場合の生命予後のグラフ

1時間に20回以上の無呼吸がある人の生命予後(病気が命に与える影響)が悪く、放置していると9年後には生存率が約63%という驚くべき結果も報告されています。

治療が必要なSASの潜在患者数は、300万人以上とも言われていますが、現在治療をされている方は、わずか15%前後だと推定されます。自分自身がSASであるかどうかは、SAS検査を行っている医療機関で確認できます。

【検査方法】主に2つの検査方法があります。1自宅で行う簡易検査※呼吸状態、血中酸素飽和度などを確認2入院して行う精密検査※簡易検査項目に加えて脳波などを確認【治療方法】在宅持続陽圧呼吸療法(以下「CPAP」)1時間に20回以上の無呼吸が確認できた方は、主たる治療方法であるCPAPを保険適用で受けることができます。マスクを装着し、一定圧力をかけた空気を喉に送り込み、ふさがっている気道を広げます。

CPAPはSASに対する治療ですが、将来発症するかもしれない大病に対する予防にもなります。
SASを放置せずに、できるだけ早めの治療開始が健康寿命を延ばすことにつながります。

提供元:まくらぼ、バイタルエア・ジャパン株式会社、株式会社ライフケアパートナーズ

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