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健康コラム

Vol.107 糖尿病と合併症のメカニズム 〜三大合併症や動脈硬化はなぜ起こる?<前編>〜

糖尿病を発症すると、三大合併症や動脈硬化などあらゆる病気のリスクが上がります。今回はそのメカニズムを中心に解説します。

糖尿病で合併症が起こるメカニズム

糖尿病には、①「糖尿病神経障がい」、②「糖尿病腎症」、③「糖尿病網膜症」の三大合併症があります。では、これらの合併症はどういうメカニズムで発生するのでしょうか。

①「糖尿病神経障がい」の発症メカニズム
糖尿病で高血糖の状態が続くと、細小血管の血流が悪化したり、神経細胞の代謝異常が起こったりすることで、神経細胞に血液や栄養、酸素が行き届かずに神経障がいを起こすようになります。

②「糖尿病腎症」の発症メカニズム
腎臓には血液をろ過し、老廃物を尿と一緒に排出する役割がありますが、糖尿病で血糖値の高い状態が続くと、ろ過の役割を担っている糸球体の毛細血管が損傷し、腎機能が低下して糖尿病腎症を起こすようになります。

③「糖尿病網膜症」の発症メカニズム
目の網膜付近には細小血管が多数存在するため、その分、高血糖による血管の損傷を受けやすくなります。そして網膜付近の血流が悪化することで、出血や白斑が見られたり、網膜剥離を起こして失明するなど、糖尿病網膜症の症状が現れるようになります。

糖尿病で動脈硬化が起こるメカニズム

まず動脈硬化は、動脈の内膜にコレステロールが蓄積することで進行するものです。このコレステロールは水に溶けないので、血中で水溶性のたんぱく質と結合しリポ蛋白となるのですが、糖尿病によって高血糖状態が続くと、リポ蛋白が酸化するなど変質し、内膜に蓄積されてプラーク(コブ)を形成します。このメカニズムがあるため、糖尿病患者は動脈硬化が進行しやすくなるのです。

次回の後編では、糖尿病が「歯周病」を起こすメカニズムや、「喫煙」が糖尿病を引き起こすメカニズムなどについて解説します。

糖尿病については、こちらの健康コラムもご参照ください。
「Vol.98 糖尿病の前兆の症状とは? 足や皮膚の異変に注意しよう」

株式会社SPLENDID在籍 医師 山本 康博
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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