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健康コラム

Vol.105 赤血球とヘモグロビン(血色素)

血液の中には白血球、赤血球、血小板の3種類の細胞がありますが、赤血球は、骨髄で作られる血液細胞の1種で、肺で受けとった酸素を全身に運ぶ役割を持っています。逆に、不要となった二酸化炭素を全身から回収して肺に戻す役割も担っています。この酸素と二酸化炭素のガスの交換をスムーズに行うためには、ヘモグロビン(血色素)というたんぱく質が必要です。このヘモグロビンの中にあるヘム鉄というものは、肺など酸素の多い場所では酸素と結びつき、身体の末梢など酸素の少ない場所では酸素を放出します。

赤血球やヘモグロビンが増える病気の例として、睡眠時無呼吸症候群があります。この病気は、夜間に酸素が少ない状況が続くので、人間の身体は赤血球やヘモグロビンを増やして対応しようとします。その他、赤血球が異常に多くなる赤血球増加症(昔は多血症といわれていました)には、遺伝子異常による腫瘍性疾患などの真性赤血球増加症と、喫煙や心肺疾患などで酸素不足となる二次性赤血球増加症があります。ストレスや脱水などでも赤血球は増加します。ちなみに、赤血球が多くなっても特に自覚症状はありません。
逆に、赤血球やヘモグロビンが少ないと、全身に酸素を効率的に送ることができないので、立ちくらみや全身倦怠感が起こります。心臓は酸素不足を解消しようとして、速く鼓動したり(動悸)、階段を昇ったりする時に息切れがしたりします。貧血がみられる場合には、消化管など臓器から出血している可能性や、生理に伴う出血の多い場合があります。

赤血球やヘモグロビンに異常がみられた場合には、かかりつけ医に相談のうえ原因を確かめて、多い場合には、禁煙、減量を、少ない場合も減量や鉄分の補充など原因別に対策を立ててみてはいかがでしょう。

血色素の判定

赤血球数が増減する病気や原因

臨床予防医学 坂根 直樹
(京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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