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健康コラム

Vol.101 どの年代でも悩める便秘

便秘とは?

排出すべき便を十分に、そして快適に排出できない状態を便秘といいます。つまり、排便の回数や、排便の量が少なく、腸の中に滞っている状態です。
この便秘を訴える人には、子どもから大人までさまざまな世代にわたります。2016年に厚生労働省が実施した国民生活基礎調査という調査結果では、人口千人あたり、便秘を訴える男性は24.5人、女性は45.7人でした。男性よりも女性の方が、そして男女ともに70歳以上で急激に便秘を訴える人が多くなっています。

便秘には種類がある

便秘の原因には、大腸の形態的変化によるものと、そうでないものに大きく分類されます。大腸の形態的変化によらない「機能性便秘」が一般的な便秘です。機能性便秘は症状によって、排便が週3回未満の「排便回数減少型」と、直腸に便が溜まり十分な排出ができずに残便感を伴う「排便困難型」に分類できます。多くの便秘の人が訴えるのは、排便回数が少ない「排便回数減少型」とされています。

便秘の原因

食事や運動などの毎日の生活習慣、腸の働きの異常によるものや、病気や薬など、便秘には様々な原因があります。
便秘への生活習慣の影響を考えてみると、バランスの悪い食事や食物繊維の摂取量の不足で、便の量が少なくなり、便秘になりやすくなります。また、運動不足により、あまり体を動かしていないと、腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下し、便秘となります。
その他、腸や骨、ホルモン、神経の病気などで便秘となることもあります。これらの病気の治療のために使用している薬の副作用で、便秘となってしまうこともあります。

まずは食事と適度な運動で便秘の対処をしましょう

便秘だと感じたら、まずは食事や運動などの生活習慣の改善を行いましょう。
便秘だからと食事の量を抜くことはせず、規則正しい食生活を送りましょう。食事をすることで、胃に食べ物が入ったことが刺激となり、腸の運動が起こります。特に、朝食後は夕食から長時間の空腹となっているため、この腸の運動が起こりやすく、朝食をとることで、排便習慣を作りやすくなります。
食事は、食物繊維を摂取することは大切ですが、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂取するようにしましょう。ごぼうなどの根菜類や、キノコやサツマイモなどには、便のかさを増して腸を刺激する不溶性食物繊維が含まれています。しかし、十分な便の排泄ができていない状態では、返って苦しくなってしまう場合もあります。不溶性の食物繊維にかたよらず、リンゴや海藻などに含まれる水溶性の食物繊維も摂取しましょう。
また、適度にリラックスでき、腸の運動を促進するような適度な運動を行うことも必要です。軽いウォーキングなど、苦しくない程度の適度な運動を行いましょう。副交感神経の働きを優位にすることで、腸の動きが良くなります。適度に身体を動かしたり、深呼吸、入浴などしたりしてリラックスしましょう。

便秘が改善しない場合には、薬剤の使用や受診の検討を

食事や運動などで便秘が改善しない場合には、薬局に相談し、便秘のタイプにあった市販薬を、最小限の量や頻度で使用することを検討してください。お腹の張りや痛み、排便時に出血を伴うなどの症状がある場合には、受診をして医師に相談をしましょう。

助産師 増澤 祐子
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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