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健康コラム

Vol.95 前立腺肥大症について

前立腺とは

前立腺は男性にしかない生殖器です。精液の一部を作り、精子に栄養を与え、精子を保護する役割を持っています。前立腺は膀胱の真下に位置し、尿道を囲むような形で存在しています。一般的な成人男性で前立腺はだいたい20ml未満の大きさで、「くるみくらいの大きさ」と表現されます。前立腺は年齢を重ねると共に大きくなってくることが多いのですが、前立腺が大きくなる原因ははっきりしていません。

前立腺肥大症の症状

前立腺が大きくなり、排尿に問題が生じた状態を「前立腺肥大症」と呼びます。前立腺肥大症の症状は大きく、尿が近い症状、尿が出にくい症状、尿を出した後の症状に分けられます。尿が近い場合は、昼間であれば8回以上、夜間であれば2回以上が目安になり、日常生活に支障が出てくることがあります。また、急に我慢できないような強い尿意が出ることもあります。主に尿が出にくいに分類される症状は、「尿の勢いが弱い」、「尿が出るまでに時間がかかる」、「尿をしている最中に尿が止まる」、「尿をするときにお腹に力を入れる必要がある」などが挙げられます。尿を出した後の症状として、「スッキリしない」、「残った感じがする」などが挙げられます。

前立腺肥大症の診断

前立腺肥大症の診断は自覚症状を元にした問診、前立腺の触診、尿検査、尿の出方の計測、残尿測定、血液検査、腹部超音波検査などを元にして行います。特に、前立腺炎や前立腺癌ではないか確認する必要があるので、前立腺の触診は重要な検査となります。前立腺関連の病気は泌尿器科医による診察を受けることが望ましく、尿に関する問題を感じた際には泌尿器科を受診することをおすすめしています。

前立腺肥大症の治療法

前立腺肥大症の治療法は大きく、経過観察、行動療法、薬物療法と手術療法に分けられます。日常生活に支障が出ない程度の症状の場合は、無治療で経過を見ることがあります。行動療法とは一般的に薬物療法と併用され、飲水・食事・運動などの生活指導による生活習慣改善、骨盤底筋群という肛門の周りの筋肉を鍛える方法などをさします。日常生活で気をつけることとして、過度な飲酒を控える、長時間座る姿勢をとらない、尿を我慢しすぎないことなどが挙げられ、そのまま行動療法として用いることができます。薬物療法では内服薬を用いて前立腺を緩めたり、前立腺を小さくしたりして治療します。手術療法では大きくなった前立腺の一部や全部を取ることで治療します。

医師(感染症内科) 井村 春樹
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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