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健康コラム

Vol.92 善玉と悪玉コレステロール

コレステロールには、いわゆる善玉とよばれているHDLコレステロール(HDL-C)と、悪玉とよばれているLDLコレステロール(LDL-C)があります。これは荷物を運ぶトラックに例えられることがあります。肝臓工場で作られたコレステロールは、全身の組織に必要な分のコレステロールを、LDLというトラックが血管という道路を走りながら運んでいます。ところが、積み荷であるコレステロールの量が多いと、途中の血管でポロポロとこぼしていきます。それが血管内の同じ場所にたまると、プラークという動脈硬化となります。高速道路でトラックから積み荷が落ちていたら大変です。血管という道路はプラークで凸凹になり、何かのきっかけで血栓(血液が固まること)ができると道路が遮断されてしまいます。これが心臓に起こると心筋梗塞、脳に起こると脳梗塞になります。
逆に、全身の組織から肝臓工場へは、HDLというトラックがコレステロールを運んでいます。ところが、HDLコレステロールの値が低い人は、全身の組織や血管からコレステロールを引き抜く力が弱くなっており、肝臓まで上手に運ぶことができません。そのため、動脈硬化が起こりやすくなります。脂質異常症の診断基準は次のとおりです。(表1)

表1. 脂質異常症診断基準

それでは、HDLコレステロール値を増やし、LDLコレステロール値を減らすにはどうしたらよいのでしょうか。残念ながら、HDLコレステロールを、直接増やす有効な薬は現在のところありません。しかし、禁煙すること、肥満の解消、運動することでHDLコレステロールを増やすことができます(表2)。
LDLコレステロールを減らすには、運動、減量、血糖管理、節酒に加え、菓子パンなど飽和脂肪酸を控えることが大切です。

表2. 健康習慣とHDLコレステロールの変化

HDLコレステロールやLDLコレステロールについては、こちらの健康コラムもご参照ください。
「Vol.13 脂質異常が気になる方へ(後編)」

臨床予防医学 坂根 直樹
(京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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