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健康コラム

Vol.88 関節リウマチについて知ろう

関節リウマチって何?

関節リウマチは免疫の異常により、手足の関節が傷んでしまう病気です。免疫の異常により滑膜(かつまく)という関節をつつむ膜を攻撃する物質が体内にできてしまい、滑膜が腫れることにより関節の腫れや傷みを起こします。治療せず放置していると関節が大変もろくなり、関節の変形や骨折を招くことがあります。関節リウマチはどの年齢でも起こり得ますが、20代〜40代にピークがあります。また、男性よりも女性に多くみられます。主に手足の関節に症状が出ますが、肺や腎臓など内臓にも影響が出ることがあります。現在は、遺伝的な要因と喫煙、歯周病などの環境的な要因が合わさって関節リウマチが発症すると考えられています。

関節リウマチの症状

最初の症状は、手や足がこわばって動かしにくいことで起こります。続いて、複数の関節に腫れや痛みが生じてきます。関節の症状は、ほとんどの場合で左右対称に起こります。また、関節以外でも微熱や体がだるいなど様々な症状が出現します。朝起きた時に手が握りにくい、雨の日は手が痛むなどの症状がある場合は、関節リウマチを疑います。治療せずに病気が進行した場合は、関節の傷みが進行し、手や足が変形してきます。

関節リウマチの診断

臨床症状、血液検査、手足の関節のレントゲン検査、関節の超音波の検査や手足のMRIの検査を用いて総合的に診断します。関節リウマチを発病してから受診までの期間が短い場合は、関節が正常に近く、診断が難しい場合があります。症状が現れてから6週間以上経っているかどうかが関節リウマチを疑う基準になりますので、関節リウマチの診断まで1〜3カ月程度の通院が必要になることがあります。このように、診断に時間がかかる場合がありますので、複数の関節が腫れたり、動かしにくいなどの症状が出た場合は、早めの受診をお勧めします。

関節リウマチの治療法

関節リウマチは、不治の病で関節がどんどんもろくなっていく怖い病気というイメージがあるかもしれません。しかし、今では数多くの関節リウマチの治療薬が開発され、関節リウマチの治療は劇的に良くなりました。現在は早期発見・早期治療し、関節の傷みを防ぐことを目標としています。飲み薬だけで治療が可能な場合も多くあります。また、飲み薬だけでは治療が難しい場合は、注射薬や点滴薬を併用して治療を行うこともあります。高額な治療も多いので、治療方法は医療機関(診療科としては内科、整形外科またはリウマチ科など)を受診して、十分に相談されることをお勧めします。

医師(感染症内科) 井村 春樹
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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