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健康コラム

Vol.86 痛風と高尿酸血症

風が吹いただけでも痛いことから名づけられた「痛風」という病気。足の指の付け根のあたりに痛みがくるのが特徴的です。
この痛風の歴史は古く、アレクサンダー大王、宗教改革を行ったルター、芸術家のミケランジェロやレオナルド・ダ・ビンチ、科学者のニュートンやダーウィンなどの有名人も痛風で悩んでいたとか。ちなみに、ティラノサウルス・レックスも痛風であったとの報告もあります。

この痛風の原因となるのが血液の中に尿酸が異常に増える「高尿酸血症」という病気。30歳代男性の高尿酸血症の頻度は30%に達するとも言われています。「尿酸」というのは、細胞の核などに含まれているプリン体という物質が代謝してできた老廃物のこと。車やベランダに鳥が白い糞を落としていることがあります。その白い物質が尿酸です。

成人の身体の中には、約1,000mgの尿酸が蓄積されています。これを「尿酸プール」と言います。このプールにたまる尿酸の量は、体内で作られる量(産生量)と体外に出される量(排泄量)でバランスがとられています。食べ物から入る尿酸の量は約100mgに対し、体内で合成させる尿酸の量は約500mg。吸収されず、便中に排泄されるのが約100mgに対し、尿中に排泄されるのが約500mgとなります。

「尿酸プール」のしくみ

痛風発作、痛風結節(尿酸が皮膚の下にたまって結晶化し、コブのようになること)、腎障がい、尿路結石の原因となる「高尿酸血症」の定義は、血清尿酸値が7mg/dL以上となっています。これは、尿酸が結晶化する濃度が7mg/dLだからです。
アルコールは摂取量が多いほど、痛風になりやすいため、節酒が必要です。食事の面では、肉類、砂糖入りソフトドリンク、果糖の摂取が多い人は痛風になりやすく、逆に、乳製品をよく摂る人はなりにくいようです。また、適度な運動を日常的に行っている人は、痛風になりにくいとされています。

臨床予防医学 坂根 直樹
(京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)
提供元:NPO法人エビデンスベーストヘルスケア協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

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