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健康コラム

Vol.79 更年期の肩こり

肩こりと更年期に関係が?!

多くの方にとって、身近な症状である肩こり。この肩こりが、更年期と関係があると報告されています。更年期とは、閉経する前後の期間をいいます。この時期に女性ホルモンが減少することで、様々な症状が起こります。肩こりが女性ホルモンの減少と直接関係しているかは、はっきりしていません。ですが、閉経前の女性より閉経後の女性に肩こりが多いという研究、女性ホルモンを補う薬で肩こりが改善したという研究から、更年期も肩こりの原因の一つではないかと言われています。

肩こりを良くするためには?

では、肩こりを改善するためには、更年期症状に用いる治療薬がすぐに必要でしょうか。実際は、身近に工夫できることがたくさんあります。肩こりの原因は、更年期以外にも、長時間同じ姿勢でいることや精神的なストレス、冷房なども原因と言われています。これらにより、肩の筋肉の血流が悪くなり、肩こりが起きます。まずはこのような原因を改善することが先決です。適度な運動や、肩の筋肉を蒸しタオルや入浴などで温めたりマッサージすることは、筋肉の血流が良くなり肩こりが改善します。そして、適度な運動は、更年期症状全般の予防や改善にもつながると言われています。

なかなか良くならない肩こりには?

上述のような対策をしても、肩こりがなかなか良くならず、症状が強い場合は、医療機関で相談してみましょう。肩の痛みを起こす頚椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアや五十肩(肩関節周囲炎)が隠れていないか、更年期の影響が主な原因なのかを調べます。更年期の影響が大きい場合は、薬剤を使った治療を行うこともあります。女性ホルモンを補う薬剤だけではなく、漢方薬が使われることもあります。症状の程度や、他にどのような更年期症状があるかによって、治療の方法は変わります。医療者と相談しながら、個人それぞれに合った治療を選ぶことが大切です。

 Vol.74 更年期症状とは も是非ご覧ください。

医師(産婦人科) 竹谷 朱
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ