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健康コラム

Vol.67 意外と知らない血圧の話

「病院や健診で血圧を測ると、家で測るよりも高めに出る」などという患者さんがいますが、そもそも血圧とは何でしょうか?心臓から送り出された血液が、血管の壁を押す力が「血圧」です。血圧は、心臓が収縮して血液が送り出されている時、最も高くなります。このときの血圧を収縮期血圧(上の血圧)といいます。逆に、心臓が膨らんで血液が戻っている時、最も低くなります。このときの血圧を拡張期血圧(下の血圧)といいます。

心臓が膨らんでいる時には、血圧はマイナスやゼロになりそうですが、実際にはそうはなりません。心臓に近い大きな血管が膨らんでもとに戻ることで、細い血管へ血液が送られるからです(ふいご機能)。そのため、細い血管に動脈硬化が起こり始めると、下の血圧が上がってきます。一方、太い血管に動脈硬化が起こり始めると、上の血圧も上がり始めます。さらに、太い血管の動脈硬化が進むと、ふいご機能が機能しにくくなるため、下の血圧が下がってきます。このように、上の血圧と下の血圧の差が大きいということは、動脈硬化が進んでいる可能性があるわけです。

収縮期血圧と拡張期血圧

最初に、病院と家庭とで血圧の値が異なるケースをご紹介しました。例えば、病院で測定して、血圧が140/90mmHg以上で高血圧と判定され、その後家庭で測定したら137/86mmHgだとします。高血圧の分類は下図のとおりですが、家庭ではリラックスしているので、140/90mmHgではなく、少し下げて135/85mmHgが高血圧の目安となります。
血圧は1日の中で変動しています。心臓は1日に10万回くらい収縮していますので、1日に10万回の血圧があるわけです。一般に血圧は、朝から高くなり、日中をピークに夕方以降夜にかけて低くなります。そのため、1日に2回、朝と晩に血圧を測定します。朝は起きてから1時間以内、トイレの後、朝食や降圧薬を飲む前に測ります。晩は就寝前に測定し、夕食や飲酒後、入浴直後は避けます。
血圧の値は、日ごろから気をつけたいものですね。

高血圧の分類

臨床予防医学 坂根 直樹
(京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ