SPORTS PROMOTION

車いすテニス

2023年4月28日(金)小田凱人選手、スポンサー契約発表記者会見を開催!

数々の偉業を最年少で達成し、名実ともに車いすテニス界のトッププレイヤーとして国内外から注目を浴びる小田凱人選手。2023年4月28日に、日本生命スポンサー契約発表記者会見開催。プロ転向からちょうど1年がたった小田選手の、夢、今後の目標とは?

最年少世界1位について

――6月6日から10日にフランスで開催される全仏オープン。最年少での世界ランキング1位達成の可能性もある中、全仏オープン、そして最年少での世界ランキング1位に向けた意気込みは?

小田:本当に今はワクワクしています。始めた時から目標にしてきた、シニアの最年少世界ランキング1位が、この全仏オープンを優勝できれば達成できるところまで来たのは、もちろん自分の頑張りもありますけど、いろんなサポートがあっての、現状だと思うので、しっかり感謝しながら頑張っていきます。グランドスラムにおいても次こそ優勝したいという気持ちがあるので、優勝して世界ランキング1位という、待ち望んだ結果を出せるように、全仏に備えて準備していきたいなと思います。個人的にフランスでの試合は常にモチベーション高くやれています。自分の名前の凱人というのも、‟凱旋“という言葉から取られていたり、‟凱旋門“がフランスにあるというところも、僕自身として はすごい縁を感じます。そういった面ではフランスでグランドスラムを優勝して、それプラス、世界ランキング1位になることを目指してより頑張りたいなと 思います。

――どんな選手になっていきたいですか?

小田:グランドスラム優勝への気持ちはもちろん強いんですけど、その先には「ヒーローになる」ということを常に僕はいろんなところで言っています。プレーするだけではなく、皆さんから愛されるようなプレイヤーになってこそのアスリートだと思います。まだ現役生活が長いので、長い間トップに居続けられるような実力と忍耐力をさらに身につけて、僕を見て車いすテニスを始めたと言ってもらえるような選手になっていきたいなと思います。

――車いすテニスの魅力は?

小田:車いすテニスは、初めて見る方々は驚いてくれるようなスピード感だったり、動き方というところが特徴的だと思います。特に男子選手は一般のテニスとほぼ変わらないようなスピード感でラリーや展開作りができていると思います。僕はスピード感やチェアワーク、テニスの展開を武器に戦っていて、一般のテニスに近いプレースタイルを目指してやっているので、ぜひそこを見てもらいたいです。まだメジャーな競技ではない分、これからいろんな人に見てもらえると思うので、初めて見る試合が本当に印象的な試合になるように、僕も全試合全力で頑張って、どの試合を見られても印象深い試合をできるような選手になりたいなと思っています。

新規大会開催について

――今年の8月10日から13日の4日間、岐阜県岐阜市にある長良川テニスプラザにて「日本生命岐阜オープン」という大会の開催が決定。今大会は、国際テニス連盟の公認大会で、ITFフューチャーズとITFジュニアという2つのカテゴリーで開催。車いすテニスのITFジュニアは、本大会が日本で一番最初の開催となり、ITFフューチャーズとITFジュニアの併催も日本初。今大会の発起人は、実は、小田選手。どういった大会で、なぜ開催したいと思ったのか?

小田:きっかけとしては、僕が世界のいろんな大会に出場する前に、日本各地のフューチャーズのクラスの大会を、転戦しながら日々成長してきたので、そういった大会 がもっと日本全国で、しかも僕の練習拠点である岐阜県で開催できれば、僕がいつも言っている「車いすテニスを、盛り上げたい」というところにもつながるんじゃないかなと思いました。やりたいと思っても僕一人の力じゃできないところがあったので、いろんな方々にサポートしていただきながら、こうして開催されることになりました。僕としても日本各地のフューチャーズ大会において、そこでのポイントを獲得してから世界大会への切符を手にできました。もし、日本での大会がなければ、僕は世界への大会にも出場できていなかったと思います。今大会においては、一般のクラスとジュニアクラスを同時開催することを、強く希望していたので、要望通りに、開催できて本当に嬉しく思っています。

――そしてそんな思いの込められた「日本生命岐阜オープン」では、併催イベントとして小田選手自らが企画にもご参加をされる、「日本生命Hero’sカップ」を開催予定。お名前も含めて決められたということで、こちらも相当思い入れがあるのではないでしょうか?

小田:いろんなところで「ヒーローになりたい」と発言していましたが、それを行動に移すということで、「Hero’sカップ」と名付け、この場で発表できたことも嬉しく思います。
自分が中心となって車いすテニス界を盛り上げたいという気持ちが何より強かったので、それを今こうした形として表せられたことも嬉しく思います。
「Hero’sカップ」に関してはジュニア対象のイベントとなっていて、国枝さん主催の「ドリームカップ(※)」があったのと同じように、これからのライバルとなる選手や車いすテニスを頑張っていきたいと思っている同世代の方々に参加してもらいたいと思っています。僕もこのプロジェクトの企画段階から参加させてもらって、開催できることになったことも嬉しく思っていますし、僕もその場に行っていろんなことをいろんな方とチャレンジしていきたいなと思います。

※「ドリームカップ」とは、2015年から3年間、車いすテニスの国枝慎吾さん全面協力のもと開催した、ジュニア育成のための大会「日本生命ドリームカップ」のこと。2017年に開催した第3回のドリームカップに当時小学5年生だった小田選手も参加していた。

――チャレンジの中では直接指導をしてくださるような機会も含まれているのでしょうか?

小田:まだ教えるというスキルを身に付けられていないので、普段やっているメニューを一緒に頑張ろうというようなイベントにしたいなと思います。

今後の目標について

小田:まずは全仏オープンがあるので、そこに向けて準備を完璧な状態にして、世界ランキング1位になって帰ってくるというのが、今後の一番大きな目標です。その先にはパリパラリンピックが待っているので、そこへの実感はまだあまりないですけど、これから時が経つにつれて徐々に実感も湧いてくるんじゃないかなと思っています。パリパラリンピックも全仏オープンと同じ会場での開催になるということもあって、より勝ちたいという気持ちが日に日に増してきているので、最高の準備をして挑みたいと思います。

サプライズプレゼント!?

――小田選手プロ1周年を記念し、アメリカのプロバスケットボールリーグ、NBA公認イラストレーターとしても活躍をされています、田村大さんに書いていただきました小田選手のイラストを贈呈させていただきます!

小田:自分でいうのもあれですがめちゃめちゃかっこいいです。いや、もう、いやー、すごいですね。言葉が。。。ここまで躍動感があるというのは想像以上でした。

――喜んでいただき、私たちもうれしいです。

これからも日本生命は小田選手を応援していきます!

SHARE

  • X
  • Facebook
  • LINE
取り組み一覧へ