今日までのあゆみ

  • 創業-相互扶助の精神-

  • 堅実経営と発展

  • 戦後の再建と躍進

  • 新たな時代と進化

新たな時代と変化 1989(平成元)年~

経営基盤の強化

半世紀ぶりの保険業法の抜本改正(1996(平成8)年)、それに続く金融ビッグバンは、金融・保険事業の自由化によって利用者の利便を高めるものでしたが、一方で業態の垣根を越えた激しい競争の時代幕開けともなりました。厳しい経済・金融環境のなかで、破綻にいたる銀行や保険会社も相次ぎました。
どんな環境下でも保障責任を全うすることこそ、生命保険会社の根幹です。こうした競争激化のなかにあって、当社は、保険業法改正により可能となった「基金」の追加募集をはじめ財務基盤の充実を進め、あわせて、リスク管理の強化を図りました。
堅実で健全な経営を行うことは、当社の変わらぬ理念です。創立趣意書には「一尺の益を得るよりもむしろ一寸の損を招かず」としていました。2008(平成20)年からの「百年に一度」と言われた経済・金融危機も、この創業以来のゆるぎない堅実経営で乗り越えてまいりました。

お客様サービスの絶えざる向上

ご契約内容確認活動(2007年~)

当社は、フェイス・トゥ・フェイスサービスを通じ、常にお客様の声をお聞きし、これを経営にいかすことを心がけてきました。しかしながら、2006(平成18)年からの保険金等の支払いの問題では、お客様の求める水準が、保険会社の現状よりもはるかに高いことを痛感することとなります。

当社は、これを契機にお客様の視点に立って経営のあらゆる分野を見直し、わかりやすい商品、簡単な手続き、お客様とのコミュニケーションの深化などを通じて、サービスレベルの向上を図る取組を進めました。
2007(平成19)年8月には、お客様からの信頼回復に向けて、「ご契約内容確認活動」をスタートしました。「ご契約内容確認活動」は、全国約5万名の営業職員が全国のお客様を訪問し、ご契約内容が記載された資料を活用しながら、保険金等の支払い事由を改めてご説明させていただくとともに、請求もれを防ぐため、お客様の直近の入院・手術歴等の確認を行い、あわせて当社が提供する各種サービスのご案内を行うものです。
また、2008(平成20)年には、お客様の声を反映した商品・サービス開発のひとつとして、総合医療特約「みらいサポート」を発売しました。「みらいサポート」は、ケガや病気による入院・手術等を保障する医療特約について、従来の6つの特約の機能をひとつにまとめるとともに、手術保障を公的医療保険制度とリンクさせることで、「何が支払い対象となるのか」をわかりやすくし、給付対象となる手術の範囲も拡大しました。
さらに、2012(平成24)年4月には、「みらいのカタチ」を発売しました。「みらいのカタチ」は、これまでの「主契約に特約を付加する方式」から、「一つ一つの保険を単品としてご提供する方式」へ変更し、お客様にとって必要な保険を選んでいただき自在に組み合わせていただくことで、多様化するお客様ニーズによりきめ細やかにお応えすることができるようになりました。

日本生命はこれからも、お客様の声を大切にし、学び、サービスを向上することを経営の基本として取組んでまいります。

日本生命グループ全体での成長を目指して

三井生命(現:大樹生命)との
買収合意写真

当社は、グループ事業戦略を進め、長期的な収益拡大を通じて、ご契約者利益の拡大を図っています。具体的には、本業でもある生命保険事業について、引き続き安定的な成長が見込める国内マーケットの深耕を進めていることに加え、海外戦略も展開し、国内にはない成長機会の確保を目指しています。
また、生命保険事業との親和性が高い資産運用関連事業(アセットマネジメント等)についても、国内・海外双方で展開し、資産運用収益の向上を目指しています。
今後も、引続き各グループ会社と幅広い領域でシナジーを発揮し、グループ全体での成長を実現していきます。

Copyright © 日本生命保険相互会社
(登) 2020-455-7G 企画総務部