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健康コラム

Vol.63 子宮体がんって何?

女性で5番目に罹患の多い子宮体がん

子宮は、球形に近い胎児の宿る部分の子宮体部と下方の膣に続く細長い部分の子宮頸部に分けられます。子宮体がんとは、子宮体部に発生するがんです。子宮体がんのほとんどが子宮内膜という組織から発生するため、子宮内膜がんともいわれます。
地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(2013年)*によると、部位別がん罹患数では、女性は、乳房、大腸、胃、肺に続き、子宮は5番目に罹患数の多い部位となっています。また、年齢別でみると、子宮体がんと診断される人は、40歳代から多くなり、閉経前後である50歳から60歳代で最も多くなっています。

  • 出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」

子宮体がんの原因は?

子宮体がんの発生の多くには、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが関わっています。
次のような場合は、子宮体がんの発症リスクが高くなるとされています。

  • 出産の経験がない
  • 肥満
  • 月経不順
  • 更年期障害の治療でエストロゲンのみのホルモン補充療法を受けている場合
  • 乳がんの治療でタモキシフェンという薬を使用している場合 など

多く見られる自覚症状は出血

最もよくみられる自覚症状は出血と言われ、子宮体がんの患者の90%に月経以外に性器から出血する「不正性器出血」がみられると言われます。月経とは関係のない出血や、おりものの異常、下腹部や腰の痛みなどがある場合には、婦人科医の診察を受けることをお勧めします。

心配な症状のある場合には早めの受診を

子宮体がんは、初期のものであれば90%以上は、ほぼ治癒することが期待されます。子宮体がんの検査である子宮内膜の検査は、細い棒状の器具を子宮の内部に挿入して、子宮内膜の細胞を採取して検査を行う子宮内膜細胞診が一般的で、外来で行うことの可能な検査です。出血に限らず、気になる症状がある場合には、早めに婦人科を受診しましょう。

助産師 増澤 祐子
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ