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健康コラム

Vol.43 健康に配慮したビールの飲み方

歓送迎会や宴会のシーズンになると、アルコールを飲む量が増えますね。「とりあえず、ビールで乾杯!」と注文する人も多いかもしれません。
外来診療時に「ビールを飲むならどんな種類がいいんですか?」という質問を患者さんからよく受けます。それに対して「ふだんはどんなビールを飲んでいますか?」「それを選んだポイントは何ですか?」と尋ねています。そうすると、尿酸値が気になる人は「プリン体カットのビールを飲んでいる」、血糖値が気になる人は「糖質ゼロのビールを飲んでいる」との答えが返ってきたりします。中には経済的な面から「発泡酒にしている」などと答える人もいます。

それでは、健康に気をつけるのであれば、どのようなビールを飲めばよいのでしょう。たとえば、高級ビール(普通ビール<通常の商品>に対して、より高品質で嗜好性が強いもの)は普通ビールやプリン体カットビールに比べて、プリン体の量が格段に多くあります。また、糖質ゼロビールには糖質は含まれていませんが、当然アルコールは入っています。(※ 各社商品によって成分比が異なります。)
尿酸値が気になる人は高級ビールを控えたほうがよいでしょう。また、血糖値が気になる人は糖質ゼロビールを選ぶとよいでしょう。しかし、もっと注目したいのはアルコールの量です。
厚生労働省が示す指標では、節度ある適度な飲酒は、1日平均純アルコール量で20g程度。ビールの量では500mlとなります。純アルコール量が60gを超えると「多量飲酒」となり、将来、糖尿病になるリスクが高まります。一番美味しいのは「最初の1杯」。2杯、3杯となると、感動がだんだん少なくなる(限界効用逓減<ていげん>の法則)ので、1〜2杯で飲み終わるようにするとよいでしょう。とはいえ、惰性で飲んでしまうこともありますね。そんなときはチェイサーとして、炭酸水を用意して飲むと節酒ができるかもしれません。みなさんも試してみてはいかがでしょう。

あなたは何を気にする?(各種「適量500ml」の場合)

  • 坂根直樹「朝晩ダイエットでスマートライフ」(東京法規出版)より

臨床予防医学 坂根 直樹
(京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ