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健康コラム

Vol.37 「世界糖尿病デー」をご存じですか?

11月14日は「世界糖尿病デー」。この日は、1921年に血糖を調節するインスリンというホルモンを発見したカナダ出身のバンティング博士の誕生日で、さまざまな施設や建物がブルーにライトアップされ、糖尿病予防に向けたイベントが開かれています。

インスリンが発見されるまでは、糖尿病という病気は不治の病とされ、極端な糖質制限を強いられてきました(不治の病の時代)。その後、インスリンの発見により、糖尿病は薬で治療できる時代となりました(糖尿病による昏睡克服の時代)。
ちなみに、1922年に14歳のレオナルド・トンプソンに世界初のインスリンが投与され、血糖値が劇的に回復し、臨床に応用されはじめ、その結果、1923年にバンティング博士はノーベル賞を受賞しました。1993年には米国で行われたDCCTという研究で糖尿病の三大合併症(神経障がい、眼、腎臓の障がい)が厳格な血糖管理で抑制されることがわかりました(糖尿病合併症克服の時代)。
国民健康・栄養調査(平成28年)によると、糖尿病が強く疑われる人は、日本全体では約1,000万人と推計されます。糖尿病は三大合併症だけでなく、心血管疾患や認知症のリスクを高めます。現在は、健康寿命を延伸させるのが糖尿病予防の目的となりました(健康寿命延伸の時代)。

糖尿病予防のキーワードは、運動、減量、野菜摂取、節酒です。

  • ①運動: ウォーキングなどの有酸素運動だけでなく、筋トレなども糖尿予防に有効です。
  • ②減量: 現在、肥満ではなくても20歳から10kg以上体重が増加した人の糖尿病発症リスクは3倍程度になります。肥満気味の人は2,3kgの減量を維持することで、糖尿病発症リスクはほぼ半減します。
  • ③野菜摂取: 炭水化物より野菜を先に食べることで食後の血糖値の上昇を抑えることができます。
  • ④節酒: 多量飲酒は将来の糖尿病発症リスクを高めます。

このコラムを読んでくださっている皆さんも、「世界糖尿病デー」をきっかけに糖尿病予防に向けて生活習慣を見直してみませんか?

  • Vol.3糖尿病ストップ大作戦!(前編)
  •  Vol.6糖尿病ストップ大作戦!(後編)もぜひご覧ください。

臨床予防医学 坂根 直樹
(京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ