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健康コラム

Vol.33 乳がんを減らそう!

女性で最多の乳がん、40歳代でピーク

乳がんは、日本の女性の罹患者数が最も多いがんであり、年間7万人以上が新たに診断されています。年齢別にみた乳がんと診断される人数は、40歳代後半でピークを迎え、これは一般に年齢が高くなるほど多くなる他のがんとは異なります。

症状がないことも多い〜検診が大切!

乳がんの初期症状といえば「乳房のしこり」とよく聞きますが、自覚することが難しい場合も多く、特に早期の段階で見つけるには検診が大切です。日本では40歳以上の女性に集団検診としてマンモグラフィによる乳がん検診が行われています。マンモグラフィ検診で、しこりとして触れる前の早期乳がんを発見できる可能性があり、乳がんによる死亡の危険性が減ることが証明されています。しかし、マンモグラフィ検診を受けていれば万全ということではなく、自己検診も行い、気になることがあれば医療機関を受診することが奨められています。

自己検診の方法

乳がんは、自分で発見できる数少ないがんです。ここでは日本乳癌学会が薦める検診方法を紹介します。

  • 1. 鏡に向かい腕を上げ、乳房の変形や、左右差がないかチェック
  • 2. 渦(うず)を描くように手を動かして,指で乳房にしこりがないかチェック
  • 3. 仰向けになり、外側から内側へ指を滑らせて、しこりがないかチェック

月に一度の自己検診が薦められています。月経がある方は、月経が終わった後1週間くらいの間に行ってください。月経前や月経終了までは、乳房が張るためです。

閉経後の肥満にご注意を

アルコールや喫煙など、多くの要因について、乳がん発症との関連が疑われています。その中で「確実」といわれるもの、それは閉経後の肥満です。20歳以降に体重が増え、その後肥満になった60歳以上の女性では、特に乳がんの発症リスクが高いという報告もあります。その一方、身体活動は乳がんの死亡リスクを減らすことが認められており、特にその効果は閉経後の肥満女性に大きいと報告されました。適正な体重や運動は、乳がんにおいても大切といえますね。

10月1日はピンクリボンデー

ピンクリボン運動とは、乳がんへの関心や早期発見を促すための運動ですが、これは乳がんで亡くなった患者さんのご家族から始まりました。特に乳がんの多いアメリカでは急速に広がり、市民団体や企業が行う啓発活動が、市民や政府の意識を変えたといわれています。現在欧米では、乳がんによる死亡(年齢調整死亡率)は日本に比べ高いものの減少しており、増加をたどる日本との差は縮まる傾向にあります。
おりしも、10月1日はピンクリボンデー。国内の多くのランドマークがピンク色にライトアップされます。日本でも、多くの人に関心を持ってもらい、乳がんを減らす取り組みを進めることが望まれます。

医師(産婦人科) 竹谷 朱
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 中山健夫教授研究室
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ

  • 日本生命は、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるピンクリボン運動を応援しています。
  • このマークはピンクリボンフェスティバル(日本対がん協会など主催)のマークです。