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健康コラム

Vol.23 熱中症予防に「暑さ指数」の活用を

気象庁によると、日本の最高気温は2013年8月12日に観測された高知県の江川崎で41.0℃。暑い日が続くと、熱中症が気になりますね。

熱中症は身体の水分や塩分のバランスが崩れ、体温が上昇することにより起こります。熱中症は気温だけでなく、湿度や輻射熱(ふくしゃねつ:地面や建物・体から出る赤外線により伝わる熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)などの影響を受けます。運動により体温は上昇しますが、汗をかくことで気化熱により体温は低下します。しかし、湿度が高くなると最初は汗をかくものの、湿度の高い状態のままだと汗は気化しにくくなり、発汗が抑えられてしまいます。また、高温の道路の上では体感温度がとても高くなります。逆に、打ち水をして高温になった道路の熱を下げることで輻射熱は下がり、体感温度も下がります。

このように、気温に加え、湿度と輻射熱の効果を加味したのが「暑さ指数」(湿球黒球温度(WBGT):Wet-Bulb Globe Temperature)です。
暑さ指数(WBGT)の構成を簡単にいうと、

気温の効果 湿度の効果 輻射熱の効果  
【1割】 【7割】 【2割】 となります。

これは1954年に米国サウスカロライナ州パリスアイランドの海兵隊新兵訓練所で熱中症リスクを判断するためにYaglouとMinardらにより作られたものです。特に、湿度の効果について7割と非常に大きく効果を見積もっています。これは、気温が同じでも湿度が高いほうが熱中症になる場合が多いからです。

環境省は「暑さ指数」について【熱中症予防情報サイト】で実況と予測をしています。

皆さんも日常生活の参考にしてみてはいかがでしょう。

出典:日本生気象学会「「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3 確定版」

臨床予防医学 坂根 直樹
(京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長)
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ