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健康コラム

Vol.4 ストレスのはなし

ストレスの話で、皆さんに一番身近なものとしては、仕事上でのストレスがありますね。「大きな仕事を任された」、なんていうのは一番分かりやすいストレスの原因(ストレッサー)です。

大仕事を任されたということは、結構なノルマを課されたということかもしれません。ではいきなりストレスになるか?といえば、人それぞれ。初めは燃える人もいる。人間は、そこそこのストレッサーを与えられると、やりがいを感じて気持ちが高揚してきます。それを常に達成できれば、さらに次のステップにいけると分かります。一方で、やればやるほど次から次へと課題や仕事のノルマが増え、はじめの大仕事を完成する間もなく2つ目の仕事がやってきたりすれば、高揚している気持ちも、体の調子のいい感じも、だんだんと失われかねない。そのぎりぎりのバランスが失われたところで、体も健康を失います。

それが、一般的に見られる、ストレスによる健康の崩し方ですね。

仕事に関わる労働ストレス

では、仕事に関わる労働ストレスはどのように生まれるか?

第一は「労働量」です。絶対的な労働量・仕事量の多さはストレスになります。

第二は自分が「裁量」を持っているかどうかです。自分の裁量である程度コントロールできれば、どんな労働量でもなんとかできる。

第三、これは「周りの支援」です。仲間がいるかどうか、支えがあるかどうか。

ですから、労働量が多くて裁量がなくとも、周りでボスの悪口を言って、若い連中が「そうだね、そうだね」って言っている分にはまだなんとか大丈夫ですが、これがなくなると危ないですね。

当然、全部そろったときが一番危険です。第一の「労働量」は、会社はもちろん、社会全体でも考えていく必要がありますね。2番目の「裁量」は、自分がその裁量を持てる立場になることからになってしまいますが、3番目の「周りの支援」は、会社としても、それからひとりひとりの個人にとっても、ストレスとつきあっていくときの大切な一つのポイントになると言えます。自分の感覚を取り戻すとともに、ほかの人とその感情を分け合うということが、なによりも大切なのではないでしょうか。

疫学・健康情報学 中山 健夫
(京都大学大学院医学研究科 健康情報学分野教授)
提供元:NPO法人EBH推進協議会、株式会社ライフケアパートナーズ