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ご挨拶

人生100年時代を生きるお客様の大切な想いをいちばん近くで支え続ける生命保険会社であるために〜“大切な人を想う”のいちばん近くで。〜

代表取締役社長 筒井義信

3カ年経営計画「全・進」を振り返って

 当社では、2015年度から10年後を見据えた「中長期的な成長基盤の構築」と「揺るぎない国内No.1プレゼンスの確立」を目標として、3カ年経営計画「全・進」に取組んでまいりました。「全・進」には「“全”員が“心”を一つにし、“全”員で“前”へ“進”む」という意味を込めております。

 3カ年経営計画の2年目を終え、「保有年換算保険料6%成長」・「自己資本1兆円積立て」等の6つの経営目標については、おおむね前倒しでの達成が見通せました。また、三井生命との経営統合や豪州MLC Limitedの子会社化を通じ、国内外のグループ体制の強化を図り、戦略構築の幅や事業領域を着実に拡げております。

 一方、マイナス金利政策による歴史的な低金利は、お客様への商品提供や資産運用等、様々な面で当社の経営に大きな影響をおよぼしております。「全・進」策定時とは環境が大きく変わり、一刻も早く対応すべき状況の中、「全・進」を1年早く切上げ、新たな中期経営計画を策定いたしました。

新中期経営計画「全・進-next stage-」について

 新たな中期経営計画「全・進-next stage-」は、歴史的な低金利の継続や、本格的な人口減少・高齢社会の到来等、長期的な環境変化を計画策定の前提におき、「全・進」の最終年度を包含する形で、2020年度までの4カ年計画として刷新いたしました。

 「全・進-next stage-」では、「人生100年時代をリードする日本生命グループに成る」をスローガンに掲げ、超低金利下での収益性向上を実現しつつ、前述の環境変化への対応をグループの総力をあげて実行し、長期にわたるNo.1プレゼンスを確固たるものにしてまいります。

 具体的な成長戦略として、「超低金利下での収益性向上」・「日本生命グループの社会的役割の拡大」・「グループ事業の着実な収益拡大」の3点に取組んでまいります。また、この成長戦略を支える重要な経営基盤として、「ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)」・「先端IT活用」・「人材育成」を位置付け、生命保険業界をリードする取組を展開してまいります。

 こうした取組を通じ、2020年度末に「保有年換算保険料8%成長」・「お客様数1,400万名」・「グループ事業純利益700億円」・「自己資本6.5兆円」を経営目標として掲げ、その達成を目指してまいります。

成長戦略

国内事業

 低金利環境の中でも、創意工夫を凝らし、お客様のニーズにお応えできる魅力的な商品・サービスの開発を進めてまいります。加えて、人生100年時代を生きるお客様に寄り添い様々な側面からお支えできるよう、生命保険と親和性のある新たな事業を展開し、日本生命グループの社会的役割を拡げてまいります。

  • 商品開発

     2016年4月に、業界初の仕組を取入れた「ニッセイ長寿生存保険“Gran Age”(グラン エイジ)」を発売しました。当商品は、万一の場合にご遺族をお支えする従来の死亡保障保険とは異なり、長生きされるほど多くの年金をお受取りいただけます。大変ご好評をいただき、販売件数は4万件を超えました。

     2016年10月には、女性のお客様向けに、出産時の給付と特定不妊治療の保障により出産をサポートする、業界初の「ニッセイ出産サポート給付金付3大疾病保障保険“ChouChou!”(シュシュ)」を発売しました。

     また、2017年4月には、法人のお客様向けに、保険料を抑えながら効率的に事業保障・事業承継資金を準備できる「ニッセイ傷害保障重点期間設定型長期定期保険“プラチナフェニックス”」を発売しました。

     更に、多様なお客様ニーズにグループ一体で対応すべく、三井生命との商品相互供給をスタートさせ、その第一弾として、2017年1月から当社の「ニッセイ逓増定期保険」を三井生命で販売開始いたしました。2017年10月からは、第二弾として三井生命の「無配当一時払外貨建生存給付金付特殊養老保険“ドリームロード”」を当社で販売開始する予定です。

  • 幅広いサポート

     2030年以降、少子化による人口減少、高齢化等、様々な社会構造の変化が本格化することが見込まれています。こうした社会課題にも対応した新たな事業を展開し、お客様に「保険+α(プラスアルファ)」の価値を提供してまいります。

     「保険+α」の重点領域として、「子育て支援」「ヘルスケア」「高齢社会対応」の取組を進めてまいります。子育て支援領域では、2017年4月からニチイ学館と協働で企業主導型保育所をスタートしました。2018年4月までに全都道府県に100カ所の開所を目指してまいります。

     ヘルスケア領域では、野村総合研究所、リクルートライフスタイルと提携し、2018年4月から、企業・従業員様、健康保険組合様等の健康増進を包括的に支援する「ニッセイ健康増進コンサルティングサービス」を提供してまいります。

     また、高齢社会への対応として、「Gran Age(グラン エイジ)プロジェクト」を展開しております。商品・サービスのご提供に加え、地域社会への貢献を通じ、「人生100年時代」のセカンドライフを「安心して・自分らしく」過ごすことができるようサポートしてまいります。

  • 販売・サービスチャネル

     当社はフェイス・トゥ・フェイスの営業職員チャネルを中心に、来店型店舗であるニッセイ・ライフプラザ、金融機関等の乗合代理店等、多様な販売・サービスチャネルを展開しています。

     近年拡大している代理店チャネルでは、2017年4月に、店舗型乗合代理店を運営する「ほけんの110番」へ新たに出資し、自ら複数の保険商品を比較・検討したいというお客様への対応を強化しました。

     また、ご高齢のお客様に安心してご契約を継続いただけるよう、70歳以上のご契約者を対象に、ご家族からの契約内容や手続きのご相談にお応えする「ご契約情報家族連絡サービス」のご提供を開始し、20万名を超えるお客様にご登録いただいております。2017年6月からは、高齢の方々をはじめ、お客様の更なる利便性向上のため、日本郵便と連携して郵便局のネットワークを活用した遠隔での対面サービスの実証実験にも取組んでまいります。

     2017年3月には、「お客様本位の業務運営に係る方針」を新たに制定しました。これからも常にお客様の声を経営やサービス改善にいかし、募集からアフターサービス、お支払いまで、あらゆる業務において、お客様本位の経営に努めてまいります。

グループ事業

 お客様に長期にわたる多様な保障をご提供し、安定的に利益還元を行うため、グループ事業を拡大し、収益基盤の強化に取組んでおります。

 2020年度のグループ事業純利益の目標を700億円に設定し、三井生命、MLC Limited、ニッセイアセットマネジメントをはじめ、既存出資先の着実な成長の実現、グループシナジーの発揮を推進します。また、グローバルに競争力のある新規出資先の発掘を進め、海外保険事業やアセットマネジメント事業での新たな収益源の確保に取組んでまいります。

資産運用

 外国債券やクレジット、また成長・新規領域(環境、インフラ、新興国等)への投融資等、グローバルな分散投資を通じ、低金利下であっても長期・安定的な資産運用収益の向上を目指してまいります。

 2017年度からの4年間で、成長・新規領域への投融資として、新たに1.5兆円を、その内訳としてESG領域への投融資2,000億円の目標を設定しました。ESG投融資については、2017年3月に国連責任投資原則(PRI)への署名を実施しております。

 更に、2017年4月には「ストラクチャードファイナンス営業部」を新設し、海外を含めた幅広いプロジェクトファイナンス案件への投融資を強化してまいります。

経営基盤構築

ERM

 超低金利下でも着実な成長を果たすべく、経営を取巻くリスクを統合的かつ戦略的に管理・コントロールするERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)を経営戦略の根幹に位置付けております。また、ご契約者への安定的な配当に留意しつつ、世界トップクラスの保険会社に伍する健全性水準を目指し、引続き、自己資本を増強してまいります。

先端IT活用

 先端ITを活用した新規ビジネスの展開や業務運営の変革に取組んでまいります。全社横断的なITイノベーションワーキンググループを設置し、米国シリコンバレーにも人材を派遣し、社外の知見やノウハウを広く取入れております。事務領域では、自動処理を図るRPA(Robotic Process Automation)技術を活用した効率化に取組んでおります。今後もデジタルマーケティング、査定領域におけるAI(人工知能)の活用や、ビッグデータ解析を活用した投融資判断の高度化等、幅広い分野でIT活用を検討してまいります。

人材育成

 「一人ひとりが誇るべき“個”有の強みを持ち、生涯に亘り活躍する“逞しい人財”」の育成を目指し、私が座長となり「人財価値向上プロジェクト」を推進しております。ワークとライフの好循環を主体的に生み出すワークライフマネジメントの実践によるワークスタイル変革、専門人材やグローバル人材の育成強化、豊富な知見を有したシニアや女性活躍等のダイバーシティ推進に取組んでまいります。加えて、健康経営の推進により、従業員の心身の健康と持続的な成長の両立を目指してまいります。

“大切な人を想う”のいちばん近くで。

 当社は、人生100年時代を生きるお客様を、日本生命グループ全体でお支えすることを通じ、お客様にとって「親しみやすく、最も身近な生命保険会社でありたい」という想いを込め、「“大切な人を想う”のいちばん近くで。」を企業メッセージとしております。

 全役員・職員がこの想いを胸に、これからもお客様に寄り添ったフェイス・トゥ・フェイスのサービスを提供してまいります。また現在、全国の自治体様と健康増進や地域振興等の幅広い分野で協定を締結させていただいております。全社運動の「ACTION CSR-V〜7万人の社会貢献活動〜」と連動し、よりよい地域・社会づくりに貢献してまいります。

 また、当社は2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会にゴールドパートナー(生命保険)として協賛しております。「Play,Support.さあ、支えることを始めよう。」をスローガンに、スポーツを通じた次世代育成や障がい者スポーツ大会の観戦・ボランティア等に積極参加し、オリンピック・パラリンピックのムーブメント醸成に貢献してまいります。

終わりに

 当社は、これまでも長期的な視点から、健全で堅実な経営に努め、大規模な災害や金融危機等の状況下でも確実に保険金等のお支払いを続けてまいりました。いつの時代でも、生命保険事業の使命は、お客様への保障責任を全うし、お客様に「安心・安全」をお届けすることであります。

 私達一人ひとりが、改めてこの使命を胸に刻んで日々の業務に取組み、お客様、社会と共に発展してまいりたいと考えております。

 引続き、ご支援、ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

2017年7月
代表取締役社長
筒井義信